1968年、カルバン・クラインが自身の名を冠したブランド「カルバン クライン」を設立。
カルバン クライン(Calvin Klein)はアメリカのファッションブランド。
アパレルを中心にアクセサリー、アンダーウェア、フレグランスなど幅広く展開している。
アメリカントラディショナルをベースにした機能的でマスキュリンなシンプルデザインが特徴。「全てはカッティングから始まる」という言葉通り、ボディラインを強調した洗練されたシルエットがニューヨークのキャリアウーマンに受ける。「働く女性」の普及の流れに乗るような形で成功した。
カルバン・クライン(Calvin Klein)は1942年、アメリカニューヨーク生まれ。独学で縫製を学んだ後、ニューヨークのスクール・オブ・アート・アンド・デザインに入学。その後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)に進学し、62年に卒業。
大学卒業後は、ダン・ミルシュタイン・ハウス・オブ・デザインでアシスタントデザイナーを務め、その後ドレスメーカー数社で経験を積む。
68年、バリー・シュワルツと共にコートを扱うアパレル会社を設立、同時にレディースウェアのプレタポルテ・コレクションを開始。
ブティックにあるカルバン クラインのデザインを百貨店の経営者が見て、拡大路線を進めたことがきっかけで70年代からスポーツウェアのフル ラインに向けて動き始める。1972年にスポーツウェア部門 、化粧品・香水の会社を設立。
73年、最年少で「コティ賞」を受賞。以後1975年まで、3年連続この賞を受賞する。70年代後半以降は、下着なども手がけてゆく。またこの時期、デザイナーデニムも開始。当時ブルックシールズが「カルバンのジーンズと私の肌の間には何も入れない」と言ったことが話題となり、カルバン クラインのジーンズは一躍有名となる。
93年、レディース・メンズ両部門で「デザイナー・オブ・ジ・イヤー」受賞。1995年、ヨーロッパでカルバン・クライン コレクションを発表。
2004年春夏シーズンより、フランシスコ・コスタがレディースコレクションのデザイナーを務め、イタロ・ズッケーリがメンズコレクションのデザイナーを勤める。
2013年、セカンドライン「ckカルバン・クライン」の名称を「カルバン・クライン プラチナムレーベル」に変更。クリエイティブ・ディレクターはケヴィン・ケリガンがckの時より引き続き担当することになった。同年、ジーンズとアンダーウェアのライセンス事業を再取得。クリエイティブ・ビジョンの統一を進める。
2016年、カルバン クライン コレクションのウィメンズ部門のフランシスコ・コスタ、メンズ部門のイタロ・ズッケーリの両クリエイティブ・ディレクターが退任。
2016年8月2日、ラフ シモンズのデザイナー「ラフ・シモンズ(Raf Simons)」がチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任。シモンズの最初のコレクションは、2017年秋のシーズンに披露される。ブランド名を「カルバン クライン 205W39NYC(CALVIN KLEIN 205W39NYC)」に変更。
2017年、CFDAファッションアワードで、ラフ・シモンズがウィメンズウェア部門とメンズウェア部門両方のデザイナー・オブ・ザ・イヤー賞を受賞した。
2017から2018年にかけて、カルバン クライン プラチナムをCK カルバン クラインに統合していく。
2018年、ラフ・シモンズが退任。
2019年、ニューヨークでの2019-20年秋冬コレクションの発表をスキップ。コレクションラインを休止する。
2020-21年秋冬シーズンをもって、CK カルバン クラインは終了。
2021年秋より、新たなメインラインとしてカルバン クラインのアパレルをローンチ。店舗、オンラインで販売する。