1994年、ジル・スチュアートが自身の名を冠したブランドでニューヨークコレクションにデビュー。
ジルスチュアート(JILL STUART)は、デザイナーのジル・スチュアートによってスタートしたファッションブランド。1994年、ニューヨークコレクションにてデビュー。1997年に日本進出を果たす。
ジルスチュアートは、アクセサリーなどを用いたスタイルを打ち出して人気となり、圧倒的支持を得るブランドに。その一例として、アリシア・シルバーストーンの映画『クルーレス』でリュックサックを用いたファッショナブルなスタイルが取り上げられて話題となった。ニューヨークのソーホーにある旗艦店を含め、世界に店舗を展開する。
日本では、ウェアに加え、2005年よりスタートした「ジルスチュアート ビューティ」のコスメティクスや、ハンカチなどの雑貨も展開。また、ジルスチュアート ビューティとは別に展開されているライフスタイルブランド「フローラノーティス ジルスチュアート」では、花をテーマにしたボディケアコスメやフレグランスを揃える。
2023年春に、姉妹ブランドである「ジル バイ ジルスチュアート」とともにファッションブランドの「ジルスチュアート」がリブランディング。「今日よりも華やかな明日のために」をブランドパーパスに据え、ありのままの自分を表現できるアイテムを展開する。ファッションブランドを指す場合の表記は「ジル スチュアート」に変更となった。
2024年3月に、ジル スチュアートとジル バイ ジルスチュアートによる新ライン「ダブリュージェイ ウィズ ジル スチュアート(W/J with JILL STUART)」がデビュー。外見的なおしゃれだけではなく、内面にも目を向けたライフスタイルウェアを提案していく。同時期に有楽町マルイに複合型店舗をオープン。
1996年、サンエーインタナショナルと契約し97年、ジルスチュアートが日本に進出。 東京の旗艦店の他、全国の百貨店、専門店にて展開。「CUTE、PRETTY、SEXY」をコンセプトに若者に圧倒的な人気を博した。
2001-02年秋冬シーズンよりコレクションラインを「JILL STUART COLLECTION」と位置付け、デニム等のパンツ、ドレス、スポーツウェア(カジュアルウェア)をディスプロダクトラインとして販売。
2005年、ブランド設立10年の節目を経て、コスメティクスの展開をスタート。
2008年秋冬シーズンに「ジル by ジルスチュアート」スタート。
2016年7月より、デニムライン「ジル ジーン(JILLJEAN)」をスタート。
2018年8月、新ライフスタイルブランド「フローラノーティス ジルスチュアート(Flora Notis JILL STUART)」が誕生。従来のビューティーブランド「ジルスチュアート ビューティ」とは一線を画し、花をテーマにしたフェミニンで高級感漂うボディケアやフレグランスを展開する。
ボディオイル、ボディミルク、ハンドクリームは、6種の花(フローラル グリーン、ホワイトローズ、チェリーブロッサム、フレッシュピオニー、フレンチローズ、リッチカメリア)が持つ特徴を反映。テクスチャーは、ライトからリッチまで幅広く揃え、生活シーンや肌のコンディション、気分に合わせて選べるラインナップとなっている。
「フローラノーティス ジルスチュアート」のデビューと同時に、ルミネエスト新宿店に1号店をオープン。その後、渋谷ヒカリエShinQS店、ルミネ立川店をオープン。
2018年10月、「ジルスチュアート ビューティ」より新メイクアップライン「My Black Dress」がスタート。ブラックドレスを纏う日に相応しいメイクをイメージした、従来のジルスチュアート ビューティとは異なるエレガントさ、シックさにフィーチャーしたメイクアップアイテムを展開する。パッケージデザインも従来のデザインとは差別化を図り、ブラックで統一したシックなパッケージとなっている。
2018年11月、新ライン「エンディローブ(EndyROBE)」をスタート。いまを生きる女性たちに向けた新しいオケージョンラインとして、ワンピースをコアアイテムに知的なデザインを提案する。
2019年4月 ライフスタイルラインがリニューアル。“ダイヤモンドタイム”をコンセプトに、ダイヤモンドのように美しい肌や髪の毛を目指すボディ・ヘアケアアイテムを中心に取りそろえる。
2023年春、「ジル スチュアート」と「ジル バイ ジルスチュアート」がリブランディング。ブランドパーパスと商品デザインコンセプトを見直し、それに伴いブランドロゴを刷新。また、時には多彩なパートナーを迎え女性をエンパワーするコラボレーションプロジェクト「ウィズ ジルスチュアート(W/J)」もスタート。
ジルスチュアート創設者のデザイナー、ジル・スチュアートの両親はニューヨークセブンスアヴェニューに「ミスター・パンツ(Mister Pants)」というショップを経営。両親の影響を受けて、ジル・スチュアート自身も幼い頃からファッション業界にふれながら育つ。15歳の時に、ジュエリーとバックの初コレクションがニューヨークの大手百貨店ブルーミングデ―ルズの目に留まる。
ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(Rhode Island School of Design)でファッションデザインを学ぶ。27歳でブランド設立。ニューヨークのソーホーに旗艦店をオープンし、94年、レディースウェアでニューヨークコレクションにデビュー。