1975年、アニエスベーが自身の名を冠したブランド「アニエスべー」を設立。
アニエスベーは1941年にフランス・ヴェルサイユにて生まれる。本名はアニエス・トゥルブレ (Agnès Troublé)という。ブランド名となるアニエスベーは最初の夫であったブルゴワ姓の頭文字から取ったもの。
アートや音楽好きの父親の影響もあり、美術館のキュレーターを目指して、ヴェルサイユ美術学校に入学。美術学校卒業後、クリスチャン・ブルゴワと結婚し、長男を出産。1960年代には雑誌ELLEでエディターとして働く傍ら、多くの名メゾンのフリーランス・デザイナーとしても活動。
1975年に自らのファッションブランド アニエスベーを立ち上げ、フランス・パリのレ・アール地区にブティックをオープン。このブティックは古い肉屋の店舗を改造したもので、彼女の服のようにシンプルだが人々に強い印象を与え人気を博す。パールボタン付きの綿メルトンのカーディガン<カーディガン・プレッション>やボーダーTシャツは、中でも爆発的なヒットとなる。1984年、日本に初上陸。
その後、長男が経営を担当し、日本、アメリカ、オランダ、イギリス、香港や中国など世界中に店舗を持つブランドに成長した。レディースのアニエスべー ファム、メンズのアニエスべー オム、キッズのアニエスべー アンファン、シスターラインのトゥービー バイ アニエスベー、バッグのアニエスベー ボヤージュと幅広いラインを展開をしている。流行にとらわれない、シンプルで機能的なデザインが特徴だ。
また、アダム エ ロペやバッハといったブランドと、コラボレーションも行っている。
2016年、トゥービー バイ アニエスベーがショーを東京・品川で開催。
2017年春夏シーズン、アニエスベー ボヤージュより新バッグライン「アニエスベー パリ」が登場。アニエスベーらしさとパリのエスプリを凝縮し、ワンランク上の上質なレザーを使用したバッグを揃える。
2018年12月、アニエスベーの日本初アートギャラリー「アニエスベー ギャラリーブティック」が、青山店2階にオープン。コンテンポラリーアートをメインに、国内外のアーティスト作品を展示する。