1974年、ジャン・シャルル・ドゥ・カステルバジャックが自身の名を冠したブランドでコレクションを発表。
ジャン・シャルル・ドゥ・カステルバジャック(Jean-Charles de Castelbajac)は1949年、モロッコのカサブランカに生まれる。幼少期に両親と共にフランス中部にあるリムザンへ移住。母親がアパレル会社を経営していた事もあり、自然の成りゆきでファッションに興味を持ちだす。
1968年、母親と設立したプレタ・ポルテのブランド「コ・アンド・コ(Ko&Co)」で初めてデザイナーとしてコレクションを展開した。その後、ピエール・ダルビーに才能を買われてパリへ移住、ピエール・ダルビー社のデザイナーとして4年間働く。
74年に初めて自身のコレクションを発表し、翌年に自身の会社を設立した。77年、東京に自身の初のブティックをオープン、また東京で10000人の業界関係者、観客を前にコレクションを発表。その年、そしてしているにはパリのプラス・デュ・マルシェ・サントノレにブティックをオープン。デビュー後、スポーティかつカジュアルなファッションを打ち出し、人気を博す。80年メンズウェアのラインをスタート。
83年、歴史上の人物をプリントしたチュニックが話題になる。その後も素材にブランケット、スポンジ、カーテンなどユニークな素材を取り入れたり、テディベアの縫いぐるみを生地につなぎ合わせたコートなど独創的なアイデアを提案した。90年代、クレージュのコレクションを担当したこともある。
2000年A/Wからはオートクチュール・コレクションを発表。99年にはパリに若手デザイナーの支援も目的とした作品を取り扱ったコンセプトストアをオープンさせた。2001年には香水を発売。
キース・ヘリング、アンディー・ウォーホル、マルコム・マクラーレンなど幅広いジャンルの現代芸術の活動家に影響を受けたと語っているが、彼のデザインもカラフルでユニークか独創的なものが多く、ポップアートのようなデザインも見受けられる。アートとファッションの融合を意識している。
ライセンス活動も展開し、現在は3つのスポーツウェア(カジュアルウェア)系のブランドと契約している。
2008年、iGoogleのアーティストコラボレーションのプロジェクトに参加。このプロジェクトには、ドルチェ&ガッバーナ、ダイアン フォン ファステンバーグ、オスカー デ ラ レンタ、ジミー チュウなども参加している。
2009年、ディヒュージョンライン「JCDC」をスタート。