1895年、ダニエル・スワロフスキーが自身の名を関して「スワロフスキー」を設立。
スワロフスキー(SWAROVSKI) は、1895年にオーストリアのチロルに創立されたクリスタルガラスの製造会社。創業者のダニエル・スワロフスキーは、会社設立以前に、チェコのガラス研磨工場で働いており、ジュエリーストーンをカットする機器を発明したのが独立のきっかけだった。以後、「人々に歓びを与えるクリスタル」を作る。
その後、生産ラインを整え、原料の生産からクリスタルの生産まで、自社で一貫して製造できるシステムを構築。溶解炉やダムまで自社内に置く徹底した生産システムを構築する。
オーソンクリスタルを付けたリボンがアクセサリーとして登場して以来、その美しい輝きを持つクリスタルは、ファッションと密接に関係するものとなった。クリスチャン ディオール と共同で光沢の美しいオーロラポリエイラスを開発。その後、ジバンシィ、エマニュエル ウンガロなど様々なファッションデザイナーにスワロフスキーのクリスタルは使用される。
スワロフスキーはファッション関連以外の分野でも活躍、双眼鏡、食器、オブジェなどに使用され、また、ヴェルサイユ宮殿やオペラ劇場のシャンデリアパーツ、アカデミー賞会場の装飾なども手がけた。
77年には初のジュエリーコレクションを発表。87年にはコレクターのために、スワロフスキー・クリスタル・ソサエティを設立、その後、40万人以上の会員を擁する大きなコミュニティに成長した。
93年、クリスタルを細かいメッシュ織り込んだクリスタル・メッシュを開発。2003年にはアレキサンダー・マックイーンがロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館にスワロフスキーのクリスタルをちりばめたクリスマスツリーをデザインして話題となる。日本ではクリスタルの他、ビーズなどで有名。
スワロフスキーのクリスタルガラスは、通常のクリスタルガラス(酸化鉛 (PbO) の含有量比は約24%)に比べ、酸化鉛が最低32%以上と多いことが特徴で、スワロフスキーのクリスタルは他よりも輝いて見える。
これまでスワロフスキーとコラボレーションまたは、服、アクセサリー、香水のボトルなどに使用したブランドは数多く、代表例ではドルチェ&ガッバーナ、バーバリー、ヴェルサーチェ、プリングル、アルマーニ、ソマルタ、プラダ、ブルガリ、ジョナサン サンダースなど。
コラボレーションという形式で、デザイナーの支援も積極的に行い、過去に、アントニオ ベラルディ、フセイン チャラヤン、ソフィア ココサラキをなどのブランドを支援した。
2008年、世界初最大規模の旗艦店が銀座にオープン。この店舗は「クリスタル・フォレスト」をコンセプトとして、光の反射、クリスタルの輝きを、余すところなく表現している。
2021年春夏コレクションより、グローバル・クリエイティブ・ディレクターにジョバンナ・バッタリア・エンゲルバートが就任。ジョバンナ・バッタリア・エンゲルバートは、2016 年からスワロフスキーのB2B部門のクリエイティブを担ってきた。