ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナが設立。1985年、ミラノコレクションにデビュー。
ドルチェ&ガッバーナはイタリアのラグジュアリーブランド。
ドルチェ&ガッバーナのデザインのインスピレーションには「シチリアの強い女」がある。それはセクシーで強い女性像であり、これがドルチェ&ガッバーナのセクシーなデザインへとリンクしている。セクシーなデザインに加えて、その軽やかでシンプルなデザインは世界中で多くの支持を得ている。
ブランドが打ち出しているコンセプトは「自由の肯定形。偽りのない表現に、かつてになく都会的な感性が加えられ、型にとらわれずそこから脱却した洗練のスタイル。」
アニマル系のプリント柄、トラッドスタイルの紳士服(マニッシュなスタイル)からインスピレーションを受けたテーラードスーツ、フォークロア調のデザインなどをアレンジ、さらに必要に応じて、ミラー加工素材など独特な素材を使用。またクラッシュ加工などを施し、メンズ・レディーズ問わず、セクシーに表現する。
衣服だけではなく、バッグ、財布、ベルト、靴とさまざまな分野へとラインナップを増やし、どの分野でも強い支持を得ている。
ドメニコ・ドルチェ(Domenico Dolce)は、1958年8月13日、イタリアのシチリア島に生まれる。父はシチリアで縫製工場を経営していた。幼い頃から服飾デザインの基礎を学ぶ。マランゴーニ・ファッション学園出身。
ステファノ・ガバーナ(Stefano Gabbana)は 1962年11月14日、イタリアのヴェニスに生まれる。マランゴーニ・ファッション学園出身。グラフィックアートを学び広告代理店に勤めた経験がある。
ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガバーナは80年、ミラノのファッションデザイナーのスタジオで働いている時に出会う。82年、ミラノの中心部にオフィスを構える。85年、ミラノでレディースコレクションを発表。87年にニットウェアコレクション「ル・マグル・ディ・ドルチェ&ガッバーナ」を、89年にランジェリーとビーチウェアを、90年にメンズウェアを発表。 また、90年、ミラノにレディースのオンリーショップを、91年にはメンズのショップをオープン。
94年、セカンドライン「D&G」を発表。96年にはニューヨーク・コレクションにも参加。2008年、ダイアン フォン ファステンバーグ、オスカー デ ラ レンタなどとiGoogleのアーティストコラボレーションに参加した。2012年春夏コレクションでブランド「D&G」を終了し、「ドルチェ& ガッバーナ」に集約した。
2014年12月、ニューヨークの映像博物館にて、ドメニコ・ドルチェ、ステファノ・ガッバーナが第3回「La Fondazione NY」で特別賞を受賞。
2019年10月、ドルチェ&ガッバーナ ビューティが日本本格上陸。
2020年3月、アイウェアの製造から販売まで行う業界最大手のルティックスオティカグループと、サングラスや眼鏡フレームの開発生産、販売に関する独占ライセンス契約を締結。
2022年以降、すべてのコレクションにおいて動物の毛皮の使用を廃止。一方で、毛皮加工職人の仕事とプロ意識を守り、ものづくりに欠かせない知識やスキルを次世代に受け継ぐため、リサイクル素材や再利用可能な素材を使用したフェイクファーの代替品として、エコファーのアイテムやアクセサリーの製作を通じ、職人たちとのコラボレーションを継続する。
2022年末をもって、ドルチェ&ガッバーナ ビューティの日本国内全店舗の営業およびECサイトを終了。
2022年12月、ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナがトモ コイズミのデザイナー、小泉智貴をサポートする特別プロジェクトを発表。2023年2月には、ドルチェ&ガッバーナの支援のもと、トモ コイズミがミラノ・ファッション・ウィークでの初のファッションショーを開催する。