1997年、ジェレミー スコットがパリで自身の名を冠したブランドを立ち上げる。
ジェレミー スコット(Jeremy Scott)。1974年、アメリカのミズーリ州カンザスシティーに生まれる。
ニューヨーク・ブルックリンにあるプラット・インスティテュートにてファッションを学び、96年に卒業。インターンにてジャンポール・ゴルチエのもとで経験を積む。
卒業後、パリに渡る。97年、オリジナルブランドをスタート。その時のテーマは「リッチ・ホワイト・ウーマン」。マルチファンクショナルなTシャツなどを披露してジェレミー スコットは、パリのファッション界で瞬く間に人気になる。
彼のエキセントリックな作品は、メディア・ジャーナリストから高く評価される。パリでのコレクションによって、その地位を確立。独創的かつコミカルなデザインは、多くのセレブリティを魅了した。一方でジェレミー スコットのファッションは常に論争が付きまとうが、そのエキセントリックなファッションが多くのファンに支持されている。また、ジェレミー本人の存在自体がポップアイコンとなっており、パワフルな感受性、ユニークなファッションヴジョンの持ち主でもある。
1997年にパリで初のランウェイショーを開催。5年間、モデルのデヴォン青木のプロデュ-スや、自身のブランドのファッションショーでクリスチャン ルブタンやスティーブン ジョーンズのアクセサリーとコラボレーションを展開。
1999年にはCFDA(Council of Fashion Designers of America)に認められ、「ベスト・ヤングデザイナー」に選ばれた。
2002年にロサンゼルスに拠点を移す。なお、コレクションはパリからニューヨークに移す(ブランドのオフィスはニューヨークにある)。2003年よりアディダスと定期的なコラボレーションを展開
2005年、バッグブランドのロンシャンとコラボレーションでバッグのシリーズ発表。(2008年にも第2弾のコラボレーションをおこなう)その他、リンダ ファローやスウォッチとコラボレーションを展開。2013年、2人乗り電気自動車「スマート」をデザイン。メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京にて発表。
2013年から23年までの約10年、モスキーノのクリエイティブ・ディレクターにジェレミー スコットが就任。
タレントでは、ケイティ・ペリー、グウェン・ステファニー、ビョーク、マドンナ、リアーナ、リタ・オラなどに衣装を提供している。