2014年4月10日(木)、イタリア人デザイナー、アルベリカ・ジューリア(Alberica Giulia)が初となるプレタポルテコレクションをイタリア大使館で発表した。世界の前衛音楽を牽引する灰野敬二が音楽を手がけ、バイヤーや報道関係者等の前で過激なパフォーマンスを行った。
アルベリカ・ジューリアは現イタリアン大使の娘。フローレンス芸術大学(High Institute of Fine Arts of Florence)を卒業し、コスチューム ナショナル(CoSTUME NATIONAL)、などで経験を積んだ。その後、“体への試み”という 彼女独自の研究を進め、自信のコレクションを制作。
今回のプレゼンテーションは、渋谷のセレクトショップ、フェイクトーキョー(FAKE TOKYO)とバビロン(BABYLON)の協力により実現。灰野敬二がギターをかき鳴らす前に、黒づくめの服に身を包んだ“貞子スタイル”の黒髪のダンサーたちが現れ、ゆっくりと行進したり整列したりを繰り返すといった不気味なパフォーマンスに来場客は言葉を失った。ダンサーたちがどんなに激しい動きを繰り返しても、アンド二・リベラ―ノの服は美しいラインを保ったままだった。
振付師はベルンハルト ウィルヘルム(Bernhard Willhelm)のショーの振り付けや「Sunn o)))」のStephen O'MalleyとパフォーマンスのコラボレートをしたElie Hayが務めており、ショーのフィナーレにデザイナーと一緒に登場した。