アノマロカリス ロイヤル・オンタリオ博物館蔵 ©Royal Ontario Museum
特別展「生命大躍進」が、大阪市立自然史博物館で2016年4月16日(土)から6月19日(日)まで催される。なお、岡山にも巡回予定。
40億年といわれる膨大な年月をかけて進化や絶滅を繰り返し、現在の姿を獲得してきた生命。その中で飛躍的な進化を生命にもたらした“いくつかの重要な出来事"があった。「生命大躍進」では、国内外から集めた貴重な化石標本、復元模型、4K映像などを活用し、"重要な出来事"、生命誕生から人類に至る脊椎動物の進化の道のりを紹介する。
注目は、カナダのロイヤル・オンタリオ博物館からやってくる5億4100万年前(カンブリア紀)の“バージェス頁岩(けつがん)動物群"の実物化石や、オスロ大学自然史博物館からやってくる4700万年前(始新世)の“奇跡"の霊長類化石「イーダ」の実物。
バージェス頁岩(けつがん)動物群では、化石として見ることのできる最も原始的な脊索動物「ピカイア」や、カンブリア紀最強の捕食者「アノマロカリス」などが日本初公開。そのほか、シルル紀最強の捕食者「ウミサソリ」の 2mを超える実物化石、陸上へ展開したおよそ 4億年前(デボン紀)の両生類、地上を支配した恐竜、恐竜絶滅後も生き抜いた哺乳類など、数多くの化石が展示される。
【概要】
特別展「生命大躍進」
<大阪展>
会期:2016年4月16日(土)~6月19日(日)
開館時間:9:30分~17:00(入場は16:30まで)
会場:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール[長居公園内・花と緑と自然の情報センター2階]
住所:大阪市東住吉区長居公園1-23)
休館日:毎週月曜日(ただし、5月2日は開館)
問い合わせ先:大阪市立自然史博物館 06-6697-6221
<岡山展>
会期:2016年7月15日(金)~ 9月4日(日)
場所:岡山シティミュージアム
※詳細は現時点では未定。
※東京、名古屋、四国は巡回済みにつき終了。