エリック・サティ(作曲)、シャルル・マルタン(挿絵)『スポーツと気晴らし』より《カーニヴァル》
1914-23年 紙、ポショワール フランス現代出版史資料館 Fonds Erik Satie - Archives de France / Archives IMEC
異端の作曲家「エリック・サティとその時代展」が2015年7月8日(水)から8月30日(日)までの期間中、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて開催される。
エリック・サティは20世紀への転換期に活躍したフランスの作曲家。サティは芸術家たちが集い自由な雰囲気をたたえるモンマルトルで作曲家としての活動を開始し、その後生涯を通じて芸術家との交流を続けた。
第一次世界大戦中より、大規模な舞台作品にも関与し、パブロ・ピカソとはバレエ・リュスの公演≪パラード≫を、フランシス・ピカビアとはスウェーデンバレエ団の≪本日休演≫を成功させる。
また一方で、アンドレ・ドラン、ジョルジュ・ブラック、コンスタンティン・ブランクーシ、マン・レイなどのダダイストたちがサティとの交流の中で作品を生み出していった。本展は、マン・レイによって“眼を持った唯一の音楽家”と評されたサティの活動を、芸術家との交流の中で捉え、刺激を与え合った芸術家たちの作品を通して、作曲家サティの新たな側面を浮かび上がらせる。
さらに開催を記念して、イベントやコラボレーション企画を展開。フランス発の老舗ベーカリー「PAUL」から、サティのエピソードにも登場するシュークリームが販売される。会場にて図録を購入すると、先着でコーヒーチケットが、初日には先着100名にオリジナルミニジャムがプレゼントされる。
そのほか、人気ブラッセリ―VIRONとのタイアップメニューや白水社から書籍『祝宴の時代――ベル・エポックと「アヴァンギャルド」の誕生』も発売。展覧会だけでなく、こちらの企画もチェックしてみて。
【イベント詳細】
異端の作曲家「エリック・サティとその時代展」
・会期:2015年7月8日(水)〜8月30日(日)※会期中、無休。
・場所:Bunkamura ザ・ミュージアム
・住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
・時間:10:00〜19:00 ※金、土曜日は21:00まで。入館は閉館の30分前まで。
・入館料(当日):
一般:1,400円
大学・高校生:1,000円
中学・小学生:700円
【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:03-5777-8600