2015年11月に期間限定で公開されたシェイクスピア原作の舞台「夏の夜の夢」を映像化した作品が、Bunkamura ル・シネマにてアンコール上映される事が決定した。上映期間は、2016年1月2日(土)から15日(金)まで。
2014年、ニューヨーク・ブルックリンにある「Theatre for a New Audience(TFANA)」で上演された舞台「夏の夜の夢」 は、豪華なスタッフ・キャストを迎えトニー賞受賞演出家ジュリー・テイモアが手掛けた舞台。前評判も高く、チケットは即完売となった話題作だ。
独創性溢れる演出で観客を魅了したこの舞台を、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の撮影監督ロドリゴ・プリエトや、アカデミー賞受賞作曲家エリオット・ゴールデンサールらをスタッフに迎えて映像化。
生の舞台を複数のカメラで撮影するだけでなく、配置をコントロールした動くカメラとステディカムを駆使。様々なアングル・クローズアップ・役者のリアクションなどを撮影し、生の舞台では目が届かない細かいシーンまでもが収録されている。
映画として劇場に蘇る舞台「夏の夜の夢」。映画版だから味わえる、テイモアが織りなす魅惑の世界を是非大スクリーンで鑑賞してほしい。
【作品情報】
「夏の夜の夢」アンコール上映
上映期間:2016年1月2日(土)〜1月15日(金)
会場:Bunkamura ル・シネマ (渋谷・東急本店横)
TEL:03-3477-9264
料金:一律 3,000円、学生 2,500円
<キャスト>
パック:キャサリン・ハンター (1991 年『貴婦人故郷に帰る』でローレンス・オリヴィエ賞最優秀女優賞受賞)
オーベロン:デヴィッド・ヘアウッド (『ブラッド・ダイヤモンド』)
ティターニア:ティナ・ベンコ (『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』)
ほか
<スタッフ>
演出:ジュリー・テイモア
原作:シェイクスピア
音楽:エリオット・ゴールデンサール
撮影:ロドリゴ・プリエト(A.S.C., A.M.C.)
振付:ブライアン・ブルックス
装置・美術:エス・デヴリン(ロンドン五輪閉会式担当)
衣装:コンスタンス・ホフマン
照明:ドナルド・ホルダー(「ライオンキング」でトニー賞最優秀照明デザイン賞を受賞)
プロジェクションズ:Sven Ortel
プロデューサー:リン・ヘンディー(P.G.A.)、ベン・レイサム=ジョーンズ
<ストーリー>
4つの話が見事に絡み合い紡がれるドラマ「夏の夜の夢」。結婚間近のアセンズ公シーシアスとアマゾン国のヒッポリタ、喧嘩中の妖精王オーベロンと女王タイターニア、森で恋の駆け引きを繰り広げる4人の恋人たち、そしてシーシアスとヒッポリタの結婚 式の余興で演じる舞台を練習している一団。彼らが一同に夏至の夜の森に集まったことから巻き起こる、面白くも幻想的なヒュ ーマンドラマ。テイモアは、この舞台で光と影のコントラストを駆使して、力強く魅惑的な「愛」の幻影を表現した。