ブルマリン(Blumarine)の2016年春夏コレクションが2015年9月25日(金)にミラノで発表された。ブランドのシグニチャー的存在である花柄を存分に使った今シーズンは、シースルー素材やスパンコールで、華々しくも繊細な女性像を浮かび上がらせた。
今シーズン注目したいのが、シースルー素材。透き通るような薄い生地で肌を見せることで、上品かつ挑発的な印象を与える。また、シースルーのスカートやトップスに、刺繍やプリント花々を加えることで、フェミニティを感じさせる見た目に。さらに、透明な生地ゆえに花柄だけを強調させ、より装飾の美しさが際立っている。
夏の休日を思わせるスタイルも登場。オーバーサイズのプルオーバーシャツや、それに合わせる同素材のスカート、ゆったりとしたシルエットのトレンチコートなど、肩の力を抜いたスタイルでリラックス感を漂わせる。これらのアイテムにも同じように刺繍を加え、ラグジュアリーな印象もしっかりと持たせる。
さらに今回のコレクションで対照的に用いられているのが、ブラックと輝くスパンコールやビジュー。禁欲的な雰囲気を与える黒色を全身に取り入れるスタイルと、色とりどりのスパンコールやビジューの装飾が作り上げる、華々しいスタイル。中には、2つとも取り入れたコーディネートも。開放感と緊張感、2つの要素を織り交ぜることでコレクション全体のバランスを保っている。