■ダブル・レトログラード・ラトラパンテ(スプリットセコンド)・クロノグラフ機能

ダブル・レトログラード・ラトラパンテ(スプリットセコンド)・クロノグラフ

リファレンス57260のために開発されたもので、2つのレトログラードの動きを見ることができるラトラパンテ・クロノグラフを備えた史上初の時計。クロノグラフとは、シンプルに言うとストップウォッチで、本機構では60分積算計と12時間積算計が、それぞれ経過時間を記録し、最大12時間の範囲の計測ができる。

■チャイム機能

3通りのチャイム設定が可能。
1. チャイム
チャイム機構は大型クロックと同じように、「クォーター(15分)」経過するごとに時を自動的に打ち鳴らす。5つのハンマーが精巧に調節された5つのスティール製ゴングを打つことにより、ロンドンのウェストミンスター宮殿の時計、通称「ビッグ・ベン」と同じ順序でメロディーを奏でる。
2. ナイト・サイレンス
22時から8時までの時間など、オーナーが設定した時間に、自動的にチャイムが鳴らないように設定可能。この機能も「リファレンス57360」のために開発された新しい機構だ。
3. サイレンス
チャイム音が必要でない場合にサイレント・モードに設定できる。さらに、グラン・ソヌリ/プチ・ソヌリの2通りが選択可能。グラン・ソヌリは「正時」と「クォーター(15分)」ごとに時刻を通知。プチ・ソヌリは、「正時」の時だけ時間数を打ち、「クォーター(15分)」ごとにクォーターチャイムのみが鳴る。また、ユーザーは、ケース側面にあるスライドを動かして、いつでも好きな時にチャイムを起動することも。

左)ウェストミンスター・チャイムとナイト・サイレンス機能、右)パワーリザーブ表示付アラームシステム

・アラーム
チャイムに加え、チャイムと統合されたアラーム機構も完備。アラーム専用の独立したパワーリザーブ表示もある。アラーム機構の特徴は、グラン・ソヌリもしくはプチ・ソヌリのいずれかのモードを選んでウェストミンスター・ カリヨン・チャイムによる音色にするか、特別に調律された追加ゴングを1本のハンマーが叩く伝統的なシングルトーンかを設定できる。