企画展「竹久夢二とアール・ヌーヴォー -明治・大正の日常を彩った図案と装飾-」が、2015年10月1日(木)から12月25日(金)まで開催される。
「アール・ヌーヴォー」とは、19世紀末から20世紀初め、ヨーロッパを中心に流行した芸術様式だ。日本へは日露戦争(1904〜05)の後に流入し、特に図案界での広がりが顕著だった。
本展では、西欧の美術動向に敏感だった竹久夢二が表現した多彩なアール・ヌーヴォーの作品を紹介。桜草やドクダミなど身近な草花のモチーフを書籍や楽譜表紙絵など、暮らしを彩る品々に応用した彼の作品、『言はれぬ嘆き』や『きのこ』など約120点が一堂に揃う。
その他の見どころはミュンヘンで出版された美術雑誌『ユーゲント』掲載の図版とそれに強く影響を受けたという、夢二作品との比較考察。また画家の藤島武二・橋口五葉・杉浦非水などにも注目し、明治後期に花開いた多彩なアール・ヌーヴォーの図案の数々を展示する。
なお、同時開催される「開館25周年記念 竹久夢二美術館 名品コレクション展」では、3300点の夢二作品及び資料の中から、選りすぐりの名品140点を見ることができる。
【開催概要】
「竹久夢二とアール・ヌーヴォー -明治・大正の日常を彩った図案と装飾-」
(同時開催:開館25周年記念 竹久夢二美術館 名品コレクション展)
期間:2015年10月1日(木)〜12月25日(金)
会場:竹久夢二美術館
住所:東京都文京区弥生2-4-2
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は、翌火曜日が休館)
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
TEL:03-5689-0462
入館料:一般 900円 / 大・高生 800円 / 中・小生 400円
※弥生美術館と二館併せて観覧可能。
※20名以上で100円割引。
※ギャラリートーク
企画展担当学芸員が展示解説を行う。参加費無料(要入館料)
2015年10月11日(日)・11月8日(日)・12月13日(日)
いずれも15:00より(約1時間)
【問い合わせ】
竹久夢二美術館
TEL:03-5689-0462