展覧会「ヨーロピアン・モード」が、東京・新宿にある文化学園服飾博物館にて開催される。会期は、2017年3月11日(土)から5月16日(火)まで。
左) ローブ・ア・ラ・ポロネーズ 1775-80年頃、右) イヴニング・ドレス 1957年 ディオール
本展では、宮廷が優雅な流行を生み出した18世紀のロココ時代から、産業の発達や社会の成熟とともに変化する19世紀、若者や大衆が多様なスタイルを流行させた20世紀末までの“モード”の変遷を、約70点のドレスと装身具や帽子、パラソルなどの服飾品で辿り、欧州を発信源とする約250年の女性の美の移り変わりを、その社会背景とともに紹介する。
そのなかで今回スポットを当てるのは「黒」のドレスや装飾品。19世紀以降は、黒いドレスが喪服としてだけでなく、流行としても受け入れられるようになった。時代の移り変わりとともに変化するさまざまな素材を使った黒いドレスが披露される。
さらに、近代においては1950年代のディオール(Dior)によるリトル・ブラック・ドレスも紹介。そのほか、ヴェルサーチ(VERSACE)やバレンシアガ(BALENCIAGA)といったメゾンブランドのドレスも合わせて展示する。
【開催概要】
展覧会「ヨーロピアン・モード」
会期:2017年3月11日(土)〜5月16日(火)
会場:文化学園服飾博物館
住所:東京都渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル
TEL:03-3299-2387
開館時間:10:00〜16:30(4/21、5/12は19:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
休館日:日曜日、祝日
入館料:一般 500円、大高生 300円、小中生 200円
※20名以上の団体は100円引き、障がい者とその付添者1名は無料
■ギャラリートーク
日時:3月25日(土)、4月22日(土)、各回13:30〜(12:30より受付順30名)