オノ・ヨーコ展「硝子の角」が2016年5月14日(土)から6月25日(土)まで、東京・千駄ヶ谷の小山登美夫ギャラリーで開催される。
左) オノ・ヨーコ Yoko Ono"Glass Hammer", 1967 / 2014, Glass, 22.9 × 11.4 × 1.9cm, ed. 6
右) オノ・ヨーコ Yoko Ono"A CLOUD SHOVEL", 1971 / 2015, Glass, Overall Dimensions: 17.8 × 17.8 × 30.5cm, ed. 6
本展は鍵、ハンマー、シャベルをモチーフとした2014-16年制作のガラスのエディション作品と、障子を用いたインスタレーションを中心に展示。インスタレーションには、書籍『Spare Room』の彼女の心に感じた想い、想像上の出来事、そして実際の体験を基にしたテキストを用いており、オノの世界観を存分に堪能できる。
彼女の作品は、鑑賞者の想像力、思考を解放させるような表現が特徴だ。例えば、2015-16年にニューヨークで開催された個展「THE RIVERBED」で実施の展示。鑑賞者が主体的に楽しめるよう、壊れたカップやソーサーを元通りに組み立て直してもらうという手法をとり、素材の持つ力強さを表現した。
オノ・ヨーコ Yoko Ono"KEYS TO OPEN THE SKIES", 2016, Glass, Background: 19.1 × 25.4 × 1.9cm, Keys: 11.4cm, ed. 6
オノは1972年「ナウ・オア・ネヴァー」の中で次のように語っている。
“ひとりでみる夢はただの夢 みんなでみる夢は現実だ”
作品制作と観客との出会いの中に真実や希望を見いだす表現を探求しつづけるオノ・ヨーコ。その新しい表現に出会いに、足を運んでみてはいかがだろうか。
【概要】
オノ・ヨーコ展「硝子の角」
開催期間:2016年5月14日(土)~6月25日(土)
会場:小山登美夫ギャラリー
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-10-11
時間:11:00~19:00
休廊日:日、月曜日、祝日
入場無料
© Yoko Ono