ディオール(Dior)のエキシビション「ル・テアトル・ディオール」が、2016年6月11日(土)から25日(土)まで、阪急うめだ本店で開催される。
photo credit : Patrick Demarchelier
本展は、ブランドを象徴する50点以上のミニチュアドレスの展示を通して、クチュールメゾンの1947年から今日までの軌跡と、クリスチャン・ ディオールの先見性に満ちた才能を紹介するもの。デビュー当時、“ニュールック”と呼ばれファッション史における大きな出来事となったデザインが蘇る。
「洋服の建築家」として、彼はひと目でディオールと分かる、フェミニンで美しいシルエットを次々と創造。「ル・テアトル・ディオール」 では、ドレス自体の素晴らしさ、 またテーマ毎の展示を通してクリスチャン・ディオールが影響を受けたものやインスピレーションの根源などを展示する。
気になるテーマは、「ニュールック」や「ディオールアリュール」「ミス ディオール」「ジャドール」などメゾンを象徴するものばかり。「ディオールの大舞踏会」では、 すべての女性をプリンセスにしたいと夢見たクリスチャン ・ディオールの想像世界の秘密が公開される。
どのミニチュアも、 実際のドレスのディテールと比率に忠実に制作された完璧な作り。驚くべき現代性と女性らしさが際立つディオール自身の作品の他に、イヴ・ サン=ローラン(Yves Saint Laurent)、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)、ラフ・シモンズ(Raf Simons)ら後継者の作品も見ることができる。
ディオールのオートクチュールアトリエでは、 初期の作品を含むすべてのドレスが当時と全く同じ技術と素材で忠実に、それがどんなに珍しい生地でも再現されてきた。刺繍も小さく再現しなければならず、職人の類い稀なる匠の技が極限にまで活かされている。
ファッションの歴史を切り開いてきた、ディオールの歴史を感じ取ってみては。
【概要】
ル・テアトル・ディオール
期間:2016年6月11日(土)〜25日(土)
会場:阪急うめだ本店 9階祝祭広場
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7
入場:無料
【問い合わせ先】
クリスチャン ディオール
TEL:0120–02–1947