展覧会「ゴッホとゴーギャン展」が、2016年10月8日(土)から12月18日(日)までの間、東京都美術館で開催。また、2017年1月3日(火)から3月20日(月・祝)のまでの期間は、愛知県美術館にて巡回する。
世界中の人々に愛され続けている画家、フィンセント・ファン・ゴッホとポール・ゴーギャン。それぞれ別々で展覧会を開催することは珍しくないが、二人の画家の関係性に焦点を当てた展覧会は日本初だ。本展では、所蔵する美術館からの借用が特に難しいというゴッホとゴーギャンの貴重な作品に加え、彼らに影響を与えた、モネやミレーらの作品約10点を含む、約60点が展示される。
<ブドウの収穫、人間の悲惨>ポール・ゴーギャン オードロップゴー美術館
©Ordrupgaard, Copenhagen Photo: Anders Sune Berg
展覧会は年代順に5章で構成。ゴッホとゴーギャンが画家を志した当初の代表作品から、二人が共同生活中に描いた絵画、その共同生活が破たんした後のピースへと、順を追って鑑賞することができる。最終章では、ゴッホ死去の翌年、タヒチへ渡ってからゴーギャンが描いた作品も登場。
<収穫> フィンセント・ファン・ゴッホ ファン・ゴッホ美術館 (フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
注目はゴッホとゴーギャンが“収穫”という同じ主題を描き、お互いに最高傑作と認め合った2つの絵画だ。二人の絵画を見比べることができる特別な機会となる。また、お互いのことを念頭に描いた、ゴッホ作《ゴーギャンの椅子》と、ゴーギャン作《肘掛け椅子のひまわり》にも注目したい。
日常生活や風景を写実的に浮き上がらせたゴッホと、次第に想像の世界を描くようになるゴーギャンとの芸術観の違いや影響関係を、実際の絵画を通して見ることができる。
【開催詳細】
ゴッホとゴーギャン展
■東京展
会場:東京都美術館 企画棟 企画展示室
住所:東京都台東区上野公園8-36
会期:2016年10月8日(土)~12月18日(日)
休室日:月曜日、10月11日(火) ※ただし、10月10日(月・祝)は開室
開室時間:9:30~17:30
※金曜日、11月2日(水)、3日(木・祝)、5日(土)は9:30~20:00
※入室は閉室の30分前まで
入館料:一般 1,600(1,300)円、大学生・専門学校生 1,300(1,100)円、高校生 800(600)円、65歳以上 1,000(800)円
※かっこ内は前売り券、団体での料金。
※団体は20名以上。
※中学生以下は無料。
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳を持参、およびその付添いの1名まで無料。
※いずれも証明できるものを持参。
前売券販売期間:2016年7月1日(金)~10月7日(金)まで予定
【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:03-5777-8600
■愛知展
会場:愛知県美術館
住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2
会期:2017年1月3日(火)~3月20日(月・祝)
休館日:月曜日、1月10日(火) ※1月9日(月・祝)、3月20日(月・祝)は開館。
開館時間:10:00~18:00 ※金曜日は10:00~20:00
※入館は閉館の30分前まで
入館料:一般 1,500(1,300)円、高・大学生 1,200(1,000)円
※かっこ内は前売り券、団体での料金。
※前売りペアチケット 2,400円(一般のみ、2016年8月11日(木・祝)~9月30日(金)までの期間限定発売)
※団体は20名以上。
※中学生以下は無料。
※「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」を持参、またその手帳に「第1種」または「1級」との記載者に付き添って観覧する1名まで当日料金が半額。
※いずれも証明できるものを持参。
前売券販売開始:2016年10月1日(土) ※販売期間は各販売所によって異なる。
【問い合わせ先】
TEL:052-201-3766