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プレイステーション VR(PSVR)体験レポート-体を包む臨場感、一瞬で異世界にトリップ

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プレイステーション VR(PlayStation VR、PS VR)が、2016年10月13日(木)に日本で発売される。予約受付は6月18日(土)より開始。予定価格は44,980円だ。

プレイステーション VR(PSVR)体験レポート-体を包む臨場感、一瞬で異世界にトリップ | 写真

プレイステーション 4(PlayStation 4)の魅力を高める、ゲーム体験をより豊かにするバーチャルリアリティ(VR)システム「プレイステーション VR」。VRヘッドセットをかぶると、360度全方向を取り囲む、迫力の仮想空間が出現。3Dオーディオ技術との連動によって生まれる圧倒的な臨場感により、ゲームの世界に本当に入り込んでいるかのような体験をもたらす。

■FFシリーズも対応?

最新作「ファイナルファンタジー15」のVR向けコンテンツ『ファイナルファンタジー 15 VR エクスペリエンス(FINAL FANTASY XV VR EXPERIENCE)』が開発中であることも発表された(FF15本編に実装されている訳ではない)。いつ発売されるのか?本当に発売されるのか?など詳細は分からないが、ますます注目を集めていくことは間違いない。

■親しみやすい“最新デバイス”

プレイステーション VR(PSVR)体験レポート-体を包む臨場感、一瞬で異世界にトリップ | 写真

ファッションプレスでは、プレイステーション VRをソニー・インタラクティブエンタテインメントで体験。

仮想現実を体験出来る機器ということもあり、機械特有の冷たさを感じてしまうイメージがあるVRだが、「プレイステーション VR」は、丸みを帯びたデザインと、触った時の柔らかさが親しみやすい印象。装着する際も、クッションやメッシュがよく使われており、付け心地も良く、すんなりと映像の世界に飛び込むことが出来る。

プレイをするために必要なアイテムは、大きく分けて3つ。プレイステーション 4と「プレイステーション VR」、別売りのプレイステーション カメラ(PlayStation Camera)だ。通常の操作は、「PS4」のコントローラーを使用。モニターを眺める代わりに、VRヘッドセット内の映像空間に飛び込むという形だ。

プレイステーション VR(PSVR)体験レポート-体を包む臨場感、一瞬で異世界にトリップ | 写真

プレイステーション カメラ(希望小売価格:6,458円※税込)は、プレイヤーの頭部の動きや位置を正確に検知するもので、「PS VR」を使用する際に必要な周辺機器。VRヘッドセットのLEDの光を捉えてプレイヤーの動作や顔の向き・距離感を、映像の変化に反映させることができる。

試遊したコンテンツは、『The Deep(仮)』『THE PLAYROOM VR』『The London Heist(仮)』の3作。それぞれのコンテンツの内容とともにレポートする。

■『The Deep(仮)』

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このコンテンツは、カーゴの中に入って深海を探索するというもの。太陽の光が届く浅い海から、深海の生き物が現れそうなくらいの深さまで、数分間で体験することができる。VRヘッドセット以外にヘッドホンを着用するのだが、この音と映像の組み合わせは、想像を超えたリアルな体験をプレゼントしてくれる。

プレイステーション VR(PSVR)体験レポート-体を包む臨場感、一瞬で異世界にトリップ | 写真

カーゴが水の中をどんどん沈んでゆく際に、水中ならではの浮遊感と、まさに自分も沈んでゆく感覚が全身を包む。足元を覗けば、延々と続く水の世界。上を見上げれば、遠ざかって行く太陽の光。特に圧巻なのが、ホオジロザメに襲われる場面で、酸素ボンベを奪われると息が苦しくなるし、前面の柵が破壊されると、いつ襲われるのかという恐怖に苛まれる。

■『THE PLAYROOM VR』

プレイステーション VR(PSVR)体験レポート-体を包む臨場感、一瞬で異世界にトリップ | 写真

“PS VRを装着したプレイヤー”と、普通のコントローラーを使用するプレイヤーが一緒に遊べる新形態のコンテンツが『THE PLAYROOM VR』。VRヘッドセットを装着した人がモンスターになり、街を破壊。他のプレイヤー降りかかるビルなどの落下物を避けながら逃げるというシンプルな構図でゲームはスタートする。

一定時間モンスターモンスターの攻撃から逃げたところで、キャラクターはヒーローに変身し、モンスターに向かって物を投げ、逆襲を始めるのだ。

プレイステーション VR(PSVR)体験レポート-体を包む臨場感、一瞬で異世界にトリップ | 写真

VRを体験している人以外の退屈さを軽減しながら、体験者と同時に遊べるのが大きな利点。家族が団欒で遊ぶ際には、お父さんがモンスター、お母さんと子供達がヒーローとなり、一致団結して“パパモンスター”を倒すなどしても楽しいだろう。

『THE PLAYROOM VR』には、そのほかにも複数ゲームが収録されている。

■『The London Heist(仮)』

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プレイステーション ムーブ(PlayStation Move)モーションコントローラを両手に使用し、さらにリアリティを高めたのが、本コンテンツ。手にした銃で追っ手を撃退しながら、ロンドンのハイウェイを駆け抜けるシューティングゲームだ。

プレイステーション VR(PSVR)体験レポート-体を包む臨場感、一瞬で異世界にトリップ | 写真

銃を撃つという基本的な動作はもちろんのこと、銃弾の補充や3Dオーディオによる全方位の音のエフェクトが、臨場感をアシスト。実際には、座っているだけなのだが、車が疾走する力強さやぶつかる時の揺れが体を襲うような感覚さえ味わうことができる。

■初音ミクVRフューチャーライブ

初音ミクのライブパフォーマンスを体験できるソフト。ステージを盛り上げる観客のひとりとして様々な演出が楽しめるそう。
※2016年10月13日発売予定

■バイオハザード7 レジデント イービル

バイオハザードシリーズの新作。「すべては“恐怖”のために」VR完全対応でこれまで以上に、圧倒的かつ未知の恐怖体験ができそうだ。
※2017年1月26日発売予定

■使ってみて

単純に「全方位の映像が体験できる」というシンプルなものではなく、それによって味わうことができる“揺れ”や“進み”、極端なところで言えば、“痛み”のようなものをヴァーチャルで感じられる強みがある。よく戦闘ゲームをしていてキャラクターがパンチされると「イテッ」と言ってしまうように、その当事者として、同じような感覚を持つことができる。

プレイステーション VR(PSVR)体験レポート-体を包む臨場感、一瞬で異世界にトリップ | 写真

今回体験したコンテンツ以外にも、発売から年末までに50本以上のソフトが発売される予定だ。それがホラーであったり、実際には絶対いけないようなデジタルの中の世界であったり、ストーリーの主人公であったりと、想像すればするほど可能性は無限と言える。

■従来のPS4ソフトやBlu-ray Discを使うと…

「プレイステーション VR」ならではの特徴として、PS4のソフトをそのまま使用することができる点が挙げられる。一人暮らしや自分の書斎用で小さなモニターしかない人が、まるで2.5メートル先にある最大225インチ(横幅5メートル)の大迫力ディスプレイでゲームをしたり、映画などを見るというようなこともできてしまうシネマティックモードも搭載している。

また、「PS4」と「PS VR」、「PS カメラ」があればすぐにヴァーチャル体験ができ、コストパフォーマンスの面でも優れている。PCでVRを体験しようとすると、スペックの関係で設備投資が大掛かりになりやすいが、これらのアイテムを揃えてすぐにプレイできるのは、シンプルで利便性が高い。

なお、紹介した『The Deep(仮)』『The London Heist(仮)』に関しては、『PlayStation VR WORLDS』内の一部としてリリースされ、『THE PLAYROOM VR』は無料でダウンロードすることが可能。

【PlayStation VR商品概要】
「プレイステーション ヴィーアール」
型番:CUH-ZVR1シリーズ
発売時期:2016年10月
希望小売価格:44,980円+税
内容物:
・VRヘッドセット×1
・プロセッサーユニット×1
・VRヘッドセット接続ケーブル×1
・HDMIケーブル×1
・USBケーブル×1
・ステレオヘッドフォン(イヤーピース一式)×1
・電源コード×1
・ACアダプター×1

© Sony Interactive Entertainment Inc. All rights reserved.
Design and specifications are subject to change without notice.

© Sony Interactive Entertainment Inc. ©Sony Computer Entertainment Europe
© Sony Computer Entertainment Europe. Developed by Guerrilla Cambridge.

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