『竹久夢二とモダン都市東京展』が竹久夢二美術館にて、2016年7月1日(金)から9月25日(日)まで開催される。
本展覧会では、東京にまつわる夢二の作品や資料など約200点を展示。夢二は、東京の百貨店やカフェ、映画館の商業美術を手掛けることもあった。銀座千疋屋のための図案や、三越のPR誌のために描いた口絵などの展示で、その仕事を目にすることができる。
また、最先端のファッションに身を包んで街を闊歩した当時のモダンガールを描いた作品にも注目したい。実際にモダンガールを写した写真資料も展示され、当時の東京の風俗がよく分かる構成になっている。
左)東京行進曲 昭和4年
右)銀座千疋屋のための図案 昭和初期
一方、関東大震災によって変わり果てた東京の街をスケッチした作品など、華やかなイメージのほかに、夢二の社会的な一面も紹介される。大正ロマンを象徴する画家が描く、東京の様々な姿を垣間見ることができそうだ。
【詳細】
『竹久夢二とモダン都市東京展』
開催期間:2016年7月1日(金)~9月25日(日)
時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで
場所:竹久夢二美術館 (東京都文京区弥生2-4-2)
休館日:月曜日 ※7月18日(月・祝)開館、翌19日(火)休館。9月19日(月・祝)開館、翌20日(火)も開館。
入館料:一般 900円、大・高生 800円、中・小生 400円 ※弥生美術館と合わせて観覧可。 ※20名以上の団体は100円割引。
出展作品: 日本画、挿絵原画、書籍、書簡など約200点
アクセス:東京メトロ千代田線「根津駅」及び南北線「東大前駅」よりいずれも徒歩7分、JR上野駅公園口より徒歩20分