左) エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン《フランス王妃 マリー・アントワネット》
1785年 ヴェルサイユ宮殿美術館
©Château de Versailles (Dist. RMN-GP)/©Christophe Fouin
右) エリザベト=ルイーズ・ ヴィジェ・ル・ブラン≪ゴール・ドレスを着たマリー・アントワネット≫
1783年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー
Courtesy National Gallery of Art, Washington
展覧会「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」が、2016年10月25日(火)から2017年2月26日(日)まで、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催される。
フランス王妃マリー・アントワネット(1755-1793)が暮らしたヴェルサイユ宮殿の企画・監修のもと、彼女の激動の生涯を辿る本展。肖像画はもちろん、王妃が愛用した食器や漆器、家具、身に着けた衣服、そして革命期の資料など、美術的、歴史的に貴重な品々200点あまりが展示される。
最大の見所は、マリー・アントワネットのプライベート空間、「プチ・アパルトマン」を、 王妃が実際に使った家具や同時代の浴槽などとともに原寸大で再現した展示だ。 ヴェルサイユ宮殿以外で、この規模の空間再現がなされるのは、史上初の試みとなる。
今では存在しない図書室部分は、東京駅の3Dプロジェクションマッピングなどで知られる、クリエイティブカンパニー・ネイキッドが担当。図書室部分を、パリの国立古文書館に保管されている設計図などをもとに、バーチャルリアリティで再現。連動した音や映像の演出で、まるで時空を超えるような不思議な体験を楽しめる。
美術品や資料だけでなく、彼女が暮らした空間とその時代をも体感することが出来る本展。ヴェルサイユ宮殿の企画・監修だからこそ実現した、マリー・アントワネット展の集大成といええるだろう。
【開催情報】
展覧会「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」
開催期間:2016年10月25日(火)〜2017年2月26日(日) ※会期中無休
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)
開館時間:10:00〜20:00
※火曜日および10月27日(木)は17:00まで。
※入場は閉館の30分前まで。
観覧料:
前売/団体:一般 1,600円、高校・大学生 1000円、小・中学生 400円
当日:一般 1,800円、高校・大学生 1,200円、小・中学生 600円
※小学生未満は入館無料。
※全て税込価格。
企画監修:ヴェルサイユ宮殿
【問い合わせ先】
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)