ⓒOMA
2013年春、東京・表参道のハナエ・モリビル跡地に開業する「オーク表参道(oak omotesando)」にコーチ(COACH)の旗艦店「コーチ表参道」がオープンする。同ブランドの旗艦店は国内9店舗目。
建築家・重松象平が率いるOMA(Office for Metropolitan Architecture)ニューヨークオフィスが設計を手掛ける同旗艦店は、半透明のガラスキューブを組み合わせたスタイリッシュな外観。コーチの商品のレパートリーの多さが一見して分かるディスプレイになっている。またイルミネーションが施されたアクリルキューブのメイン階段は辺りを照らし、まるでランタンのよう。
重松は次のように語る。
「ファサードがひしめき合い、飽和状態となっている表参道において、コーチの幅広い商品レパートリーを直接発信しつつ、情報収集を促進できるよう、ファサードとディスプレーを融合するデザインにしました」
店舗では、ハンドバッグと革小物のみならずアウターウェア、フットウェア、ジュエリー、時計などを含む、ライフスタイル商品がフルレンジで揃う。メンズ・ウィメンズ共に幅広いレパートリーのアイテムがそろう新しい表参道旗艦店に注目だ。
【ショップ情報】
コーチ表参道
オープン日:2013年春
住所: 東京都港区北青山3-6-1
店舗面積:463 平米(140坪)
フロア構成:2 階層
設計:OMA
担当パートナー:重松象平
プロジェクト担当建築家:Rami Abou Khalil
■OMAについて
OMA は建築、都市計画、文化的な分析を行う国際的な大手建築設計事務所。ロッテルダム、ニューヨーク、東京、香港、ドーハに事務所を置き、国際的に事業を展開。OMA のパートナーである重松象平氏の指揮のもとニューヨーク・オフィスは、メーシーズのヘラルド・スクエア内のコーチのストアを手掛けたほか、コーネル大学の建築・芸術・プランニング学部(AAP)のMilstein Hall やカニエ・ウエストのためにカンヌ国際映画祭で7つのスクリーンのパビリオンを設計した。また、ケベック国立美術館の建築監修なども手掛けている。