2013年4月2日(火)、アニエスベー(agnès b.)がパレスホテル東京にて、2013-14年秋冬コレクションショーを開催した。
今年で日本上陸30周年を迎えるアニエスベー。5年ぶりにデザイナーのアニエスベーが来日した今回のショーは、先日パリファッションウィークでも注目を浴びたアニエスベーファム(agnès b FEMME)に加え、アニエスベーオム(agnès b HOMME)、トゥービー バイ アニエスベー(To b. by agnès b.)のフルラインの発表となった。
ショーのスタートを飾った、アニエスベーのシスターラインであるトゥービー バイ アニエスベーは、ピンクやオレンジ、ホワイトを基調としたガーリーなスタイルから、ロングコートにパンツやボーラーハットを合わせたマニッシュなコーディネートまで、多種多様なスタイリングをみせる。大胆な柄の浴衣を身にまとったモデルに続き、ミュージシャンがショーのBGMを歌いながらランウェイを闊歩するなど、意外性のある演出は会場を沸かせた。
続いてアニエスベーのメインラインであるファムとオムのショーでは、メンズとレディスが交互に登場。ファムはパリで行われた2013-14年秋冬コレクションのアイテムはそのままに、新たなスタイリングを披露。ワンピースに草履を合わせたコーディネートは東京ならでは。一方のオムは、シックなクラシックスタイルに柄のインナーや帽子でひねりを利かせたコーディネートや、ウエスタンスタイルを独自の解釈で昇華させたルックなどが登場した。
ショーのラストでは、デザイナーのアニエスベーがランウェイを歩いた後、マイクで会場に感謝の言葉を伝える場面も。また、アフターパーティーではDJやミュージシャンによるパフォーマンスが行われ、アニエスベー日本上陸30周年にふさわしい一夜となった。