マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)の2023年秋冬コレクションを紹介。
プロポーションやシルエットなどを、その時々の現代のフィーリングに合わせて再構築するマーガレット・ハウエル。今季は、ブランドのモダンな雰囲気と、MHL.ラインのタフさを組み合わせることで、より進化させたスタイリングを提案する。
今シーズンひと際目を惹くのは、透け感のあるオーガンジーのシャツドレスだ。金具付きのMHL.キャンバスベルトでウエストをマークし、シルエットにメリハリを付与。センシュアルな素材にあえて独特のシワ加工を施すことで、フェミニニティをトーンダウンさせた。下に重ねた鮮やかなラスベリー色のワンピースが透けて見えることで、ブラックとのコントラストが生まれている。
上品でクラシックな印象を与えるテーラリングは、縦にすっきりとしたシルエットで。スコットランドで織られたダブルフェイスウールを使用したジャーキンベストは、長めの丈感に設定。シャツも長めの丈にすることで、レイヤードしたジャケットやニットウェアの下から見えるように仕上げた。一方で、ベルトを使用したジャーキンベストやシャツドレスのスタイルは、モダナイズしたシルエットに変化した。
チェックウールのラグランオーバーコートは、よりすっきりと細身に見えるのが特徴。ブランド初期に作ったメンズアウターをインスピレーション源にデザインした。生地は、ブランドと長年の付き合いである毛織物のスペシャリスト・フォックスブラザーズ社によりサマセットで織られたものだ。
また今季も、2017年から継続して行われているミズノ(MIZUNO)とのコラボレーションアイテムが登場。ロゴを控えめに配したダウンベストやトートバッグ、ウォーキングシューズなどが展開される。