モンクレール ガム・ブルー(MONCLER GAMME BLEU)の2016年春夏コレクションがミラノで発表された。漕艇ボートが置かれた会場からも分かる通り、今シーズンは漕艇(ローイング)をコンセプトにしている。
最初に現れたのは、幾つかの漕艇チーム。4グループがそれぞれ異なる色のストラップが付いたバッグを提げている。チームユニフォームからインスピレーションを受けたポロシャツスタイルは、育ちのいい大学生チームを思わせる。
コレクション内では全4種のカラーグループが登場。それぞれグレーとホワイトのストライプ、レッド、ホワイトとブルーのストライプ、グリーン、イエローとピンクのストライプ、そしてブラックタイのフォーマルに分けられる。計算されたカラーの組み合わせで、見た目の印象をぐっと変えることができる。
トム・ブラウンの得意とするテーラリングが生かされたジャケットを始め、チェスターコートやポロシャツ、カーディガン、ショーツなど伝統的なアイテムには、ニードルパンチや刺繍、シームテープなどのディテールでスポーティな印象を追加。各アイテムには、シアサッカーや軽量サマーウール、コットンジャージーといった涼しげな素材を使用し、夏らしい見た目に仕上げられている。また、おなじみのトリコロールカラーが醸し出す、上品な運動部のイメージにも注目だ。
さらに、ホワイトラバーソールを配した、ブラックのウォッシュド・レザー製ボートシューズ、ホワイトのシア サッカー製フィッシャーマン・ハット、ストライプのニットタイなどのアクセサリーも、ボート乗りたちの着こなしを支える爽やかな存在感を放っている。