トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)の2011年秋冬コレクション。プレッピースタイルをブランドの象徴としてきたトミーが、今回のコレクションで新しい解釈の「プレッピー」を披露。インディーズロックミュージックをインスピレーション源にし、若者の反発精神をトラッドなスタイルの中に加えることで、新しくモダンなスタイルを提案している。
カラーの基調となるのは、グレーとポップカラー。そこに従来のレッドとネイビーを進化させたワインレッド、エアフォースブルーというマットな色合いの2色を組み合わせ、若々しさとトラッドの融合を表現した。スーツのシルエットも往年に比べスリムになり、ミリタリーストライプやピンバッジといったアイテムとカラフルなセーターとのコンビネーションといった、コントラストの強い斬新な組み合わせも提案。さらにその足元にはペニーローファーを加えたことで、既成の枠を取り払った、自由奔放な若者らしい個性的なスタイリングとなっている。
クラシックでありながらどこかスポーティー、若者らしくもありながら落ち着きもあるトミー・ヒルフィガーの魅力が様々な角度から見え隠れする「新世代のインディーズユニフォームコレクション」の誕生と言えるだろう。