ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)の新作が発表された。2017年夏頃より順次展開される。
高級時計のクラシックとして親しまれる「パトリモニー・パーペチュアルカレンダー」に、ピンクゴールド・モデルのスレート文字盤が新登場。優雅なカラーは、厚さわずか4.05ミリの超薄型機械式自動巻きムーブメントであるキャリバー1120 QP搭載の「パトリモニー」コレクションのエレガンスを引き立てる。
カレンダーに存在するすべての不規則に対応し、西暦2100年3月1日まで修正が不要という複雑な機能を小型化したのが同モデル。時計の愛好家からも、現行の永久カレンダーの中で最もアイコニックなモデルであると賞賛されている。
ピンクゴールドのケースに組み合わされたスレートカラーの文字盤は、ピュアでありながらもモダンでダイナミック。微妙に隆起したドーム型文字盤の周縁部には18Kピンクゴールド製の“パール”と呼ばれるドットのミニッツトラックと、ダイヤルとは別に作られたインデックスが配されており、時針と分針、カレンダーの表示針もすべて18Kピンクゴールドに。その中でアクセントとなる、文字盤の下で回転するムーンフェイズは天空カラーのブルー。ちりばめられた星も実際の天空図を正確に反映しており、こだわりの職人技が光る。
ジュネーブ・シールを取得するブランドの代表作のひとつ「トラディショナル・クロノグラフ・パーペチュアルカレンダー」が装い新たに新登場。高級時計における2つの重要な複雑機構、クロノグラフとパーペチュアルカレンダーを融合させ、ジュネーブ・シール取得の新しいムーブメントを搭載した。
裏側の縁に刻み模様をあしらったケースやドーフィン針などのディテールが、気品を纏わせる。文字盤は、様々なグレーを使い分け、表示機能ごとに仕上げを変えた実用性への配慮も行き届いたデザイン。日付リングの中に収まったムーンフェイズの月には、微笑む顔と憂鬱な顔が彫られており、地球を回る月の周期に合わせて2つの表情が交互に現れる演出だ。
また、進化したムーブメントのパーペチュアルカレンダー機能は不規則な現実のカレンダーに対応して正しい表示を行い、西暦2100年3月1日まで人為的な修正はいっさい不要というほど正確な時を刻む。
「メティエ・ダール・コペルニク・スフェール・セレスト 2460 RT」は、ヴァシュロン・コンスタンタンの名匠たちが手掛けるまるでアート作品のような時計。ニコラス・コペルニクスと天文学の発見の歴史から想を得て設計されている。
登場するのは3つのデザイン。同一のテーマながら、全く異なるアーティスティックな技術が表現されている。その装飾は、バロック様式で天空を色彩豊かに描いた星図書『大宇宙の調和』の著者、ドイツの地図製作者アンドレアス・セラリウスの描画が着想源だ。
いずれも2つの異なる部分から成り立っており、中央の楕円の中には燃える太陽を手彫りしたモチーフが置かれ、その外側のディスクの部分には黄道12星座のモチーフが3種類の装飾によりそれぞれ施されている。ゴールドの上に天空図と文字盤の周縁に黄道12星座がパステルカラーのエナメルで描かれたもの、黄道12星座のモチーフがホワイトゴールドのディスクでハンドエングレービングにより輝くもの、そしてミッドナイトブルーの文字盤にレーザーとハンドエングレービングが用いられた透明のサファイアクリスタルが配されたもの。天空図の魅力的な眺めが直径43mmの円の中に広がる。
【詳細】
・パトリモニー・パーペチュアルカレンダー
仕様:18KPG、径41mm、厚さ8.9mm、自動巻き
価格:835万円(予価)
発売時期:2017年秋ごろ
・トラディショナル・クロノグラフ・パーペチュアルカレンダー
仕様:18KPG、径43mm、厚さ12.94mm、手巻き
価格:時価
発売時期:2017年夏ごろ
・メティエ・ダール・コペルニク・スフェール・セレスト 2460 RT<ブティック限定モデル>
仕様:18KWG、径43mm、厚さ12.9mm、自動巻き
価格:時価
発売時期:2017年初夏
【問い合わせ先】
ヴァシュロン・コンスタンタン
TEL:0120-63-1755