高級ウォッチブランド「ブライトリング(BREITLING)」から新しいパイロットウォッチ・コレクション「ナビタイマー 8」が登場。ラインナップは全5モデル、発売は2018年6月より順次予定している。
「ナビタイマー 8」は、ブランドのアイコンシリーズ「ナビタイマー」に新たに加わる新コレクションだ。“空を制する腕時計”として知られるブライトリングらしく、着想源は1930~40年代に軍民両用のコックピット計器(オンボードクロック)など。そこに洗練さを加え、既存の「ナビタイマー」とは一味違う、スポーティーかつエレガントな新しいアイコンウォッチを完成させた。
「ナビタイマー 8」に最も影響を与えたのは、1938年にブランド内で創立された部門「ユイット・アビエーション」の存在だ。当時、軍民両用のオンボードクロックなどを担当していた「ユイット・アビエーション」は、デジタル機能のない当時のコックピットで“空の男たち”を支え、その技術力の高さと品質の良さで注目を集めていた。
空の上でも8日間持続するパワーリザーブから、フランス語で「8」を意味する「ユイット」と名付けられ、その後、航空用腕時計を開発するまで発展。第二次世界大戦前には、英国王立空軍からクロノグラフの大量発注を受けるようになる。
「ナビタイマー 8」は、彼らが手掛けた製品同様に時をわかりやすく示す視認性と機能性が高いのが特徴。また、アイコン「ナビタイマー」が生まれる前の時代からインスピレーションを得ているため、クラシックな雰囲気も持ち合わせている。
「ユイット・アビエーション」部門からのエッセンスだけでなく、パイロット・ウォッチ「リファレンス768」や初期モデルなど、長いブランドの歴史からヒントを見つけて作られた「ナビタイマー 8」。象徴的なのは、スポーティさとエレガントさを併せ持つデザイン。ケース径43mmを中心に、41mmモデルも揃え、日本人の腕によく馴染むやや小ぶりなサイズで登場する。
実用的なポインターがついた両方向回転式ベゼルは、パイロット・ウォッチには欠かせない機能。「ナビタイマー 8」には細かなノッチが60個ベゼルに刻まれており、短時間計測も可能。
「リファレンス768」など過去モデルからヒントを得て、大きなアラビア数字をインデックスに起用。視認性が高いのがポイントだ。
ブライトリング初期モデル同様にスケルトン加工した時針・分針を使用。長さは従来よりも短くし、先端を三角形に整えた。光が当たるとダイヤルに影が落ち、針が浮き立って見えるため、時を捉えやすい。
新コレクション「ナビタイマー 8」のメインモデルとなるのがB01。“パンダルック”の愛称で親しまれるブライトリング特有の黒×白のコントラストの強い配色が楽しめる。こだわりは、30分・12時間積算計、日付ウィンドウの配置位置。インデックスが読みとりやすく、さらに“うるさくならない”よう計算され、3時から9時の位置に3つ並べて配した。