クロエ(Chloé)の2019年春コレクションが発表された。
今季のクリエーションで一際目を惹くのは、クリエイティブ ディレクター、ナターシャ・ラムゼイ=レヴィがメゾンのアーカイブから復活させたホースモチーフだろう。
優雅な馬のモチーフが、ストライプのボウタイブラウスや、深いスリットの入ったフレアデニム、チェック柄のニットなど、あらゆるアイテムに印象的に取り入れられている。ゴールドのボーダーとレースを組み合わせたアームが魅力のドレスは、フロントに2匹の向き合う馬を配した。
メゾンのシグネチャーであるドレスは、今シーズンも多彩に用意。サイドにスリットの入った流れるようなシルエットのロングドレスから、ゴールドボダンでクラシカルに仕上げたサファリシャツドレス、スカラップとレースの組み合わせがフェミニンなミニドレスまで、バリエーション豊富に揃える。
ドレスの足元を彩るのは、クロコダイルの型押しが施されたロングヒールブーツや、スカラップ状のスネークプリントレザーが印象的なミュールなど。ワイルドなアニマル柄のシューズが、女性らしいドレスにエッジを効かせている。また、ストラップシューズにライン入りのソックスを合わせたスポーティーなスタイリングも散見される。
カラーは、マリーゴールドやサフランといったイエローカラー、セージなど。パウダリーなカラーを起用することで、柔らかなムードを生んでいる。