コーチ(COACH)の2020年秋ウィメンズコレクションがニューヨークにて発表された。
今季のコレクションでは、コーチの上質なレザーアイテムや、エレガントで伝統的なスタイルを、エネルギッシュにアップデートするアプローチが施された。
コーチの伝統的なレザーアイテムは、ニュートラルなカラーだけでなく、ピンクやブルー、グリーンなどヴィヴィッドで弾けるようなカラーも提案。大胆なカラーリングは、レザー特有の重厚感を払拭し、レザーオンレザーのスタイルにも、全体に軽やかな風を吹かせる。
1960年代に初めて登場したマルチカラーのコーチのレガシーストライプは、彩り豊かなラインナップで再登場。ただ単一のストライプを使うのではなく、ファスナーやポケット部分に異なる色のストライプを仕込み、遊び心をプラス。コーチ伝統のエレガントな形や柄はそのままに、新たな色使いで若々しい印象を与える。
また、新鮮な風はここにも。今季のコレクションでは、ジャン=ミシェル・バスキア財団とのコラボレーションで新たなルックが誕生。バスキアのメッセージ性を強く表す、荒々しいタッチは、トラッド感のあるスタイルの裏に隠された未知なるエネルギーを表しているよう。
足元は、彩り豊かなソックスに、スニーカーやフラットシューズを合わせる着こなしが目立つ。ロングコートや、スナップフロントのスカートで創るフェミニンな装いも、足元のスニーカーで敢えて外し、心地よさと躍動感を加える。
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