白川郷合掌造り集落は、岐阜県大野郡白川村の荻町地区にある、大小100棟余りの合掌造りの集落群。
日本の原風景ともいうべき美しい景観をなす合掌造り集落は、1976年に重要伝統的建造物群保存地区として選定され、さらに1995年には五箇山(富山県)と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。
合掌造りとは、木の梁を山形に組み合わせて建てられた日本独自の建築様式。外から見たその形が、まるで掌を合わせたように見えることから「合掌」造りと呼ぶようになったなど諸説あり。
白川郷では「切妻合掌造り」といわれ、屋根の両端が本を開いて立てたように三角形になっているのが特徴。積雪が多く雪質が重いという白川郷の自然条件に適合した構造になっている。また白川郷の合掌造りは南北に面して建てられている。