ロンドン・ファッション・ウィークにて発表されたマリア グラチョボゲル(Maria Grachvogel)の2011年春夏コレクション。
今期のコレクションのポイントは、完璧なシルエットと上質な素材、そして異なる質感の組み合わせによって創り出された、フレッシュなミニマリズム。 テイラードのアイテムは、羽のように軽いウールを使用し、クリーンでコンテンポラリーなシルエットを描き出した。大きなポケットのショートパンツや縫い目のないクパンツ、背中のドレープが印象的なブレザーなどが、シルクシフォンのTシャツやコクーンシルエットのブラウスと合わせられてリラックス感あふれるシックなコーディネート。シルバーやイエローのシフォンやヴィヴィッドなプリントのサテンも美しくカットされてエレガントなドレスができあがった。1枚の布からカットされた、彫刻的なドレープのブラウスやドレスは6通りの方法に着用できる。グラチョボゲルならではの美しいカッティングとユニークな機能性へのアプローチが、モダンで繊細なコレクションを生み出した。