2015年3月4日(水)、H&Mのコレクションアイテムを展開する、H&M Studio(エイチ・アンド・エム・ストゥディオ)の2015-16年秋冬コレクションが、パリファッションウィークにて発表された。
足元に広がるクレーター。月面着陸をイメージしたという、シルバー1色の会場。そこに宇宙飛行士のようなDJが登場し、通信機を振りかざして、天へ向かってメッセージを送信。宇宙船に見立てたDJブースへ入り、パフォーマンスがスタートすると、ショーが幕を開けた。
今季のH&M Studioは、素材やグラフィック、プリントで近未来を表現した。太陽系の惑星を想起させるようなレッドやグリーンのパレットで、渦をまくような模様や動きのある流線などが描かれている。また宇宙船をモチーフにしたメタリック素材、流れ星のようにきらめくラメ入りのニットなどを採用。
スポーティーとグラマラスのミックスにも、重きを置く。ストレッチ素材のパンツやジップアップジャケット、スキーブーツといった快活なアイテムと、大胆にスリットを配した膝下丈スカートやスリップ風のドレスなどのドキっとするようなアイテムが共存していた。またシルエットでも対比のエッセンスは活かされ、ボリュームとタイトを混同させたルックが多く見られた。
クリアなチャンキーヒールシューズや大きなストーンを散りばめたニットなど、デコラティブなものも展開。H&Mはいつでも、ファッションを楽しみたい女の子の味方であると姿勢が伝わってくる。会場には、ソランジュ・ノウルズやオドレイ・トトゥ、ノオミ・ラパスなども足を運んだそうだ。
ショー直後、H&M Studioのデザイナーアン・ソフィー・ヨハンソンが語る、2015-16年秋冬コレクションについて
今季は、どんなアイデアからスタートしましたか。
特にインスパイアされたのは「宇宙」です。そして、スポーティーさと機能性。また、クラシックやグラマラスなテイストをミックスもポイントです。
宇宙のエッセンスは、どのような部分で活きているのでしょうか。
噴射炎をモチーフにしたグラフィックやプリントです。テーマが「宇宙」ということもあり、宇宙船をモチーフにしたメタリックな素材は、重要なポイントとなっています。
では、スポーティーさを表現するのに、意識した部分はありますか。
異素材をミックスすることで、スポーティーな面を際立たせています。スキーウェアをイメージしたアイテムもあります。
最後に、どんな人に着てほしいですか。
ファッションに興味があるみんなに!モダンでクールなお洒落を楽しみたい人々には、きっとぴったりだと思いますし、是非一度アイテムを手に取ってトライしてみて欲しいですね。