![fashionpress[ファッションプレス]](/img/common/logo_0119_1928.svg){kind=logo}
カルバン・クライン コレクション(Calvin Klein Collection)が2016年春夏ウィメンズコレクションを発表。マキシ丈のドレスを中心に、コートやパンツを組み合わせながら、妖艶なショーを展開した。
ブラックやベージュ、ホワイトを基調としたパレットに、時折シャクヤクなどの花、花束の写実的なプリントを織り交ぜながら贅沢な雰囲気を演出。プリントレザーとアンティーク調のシルクニットには、浮かび上がる複雑なチェーン模様を織り込み、ムードを引き締めるデザインを施している。
ホワイトのワントーンコーディネートが美しいルックでは、ロングコートの袖をカットしたアウターを着用。コートとパンツの裾が歩く度に揺らめき、セクシーさを演出した。
アイテムそれぞれはミニマルな装いを魅せているが、組み合わせのバランスで表現の深みを示している。同柄のファブリックでも、アウターをオーバーサイズで着こなし、ドレープ感を出したり、明るめのプリントがされたドレスには、漆黒のコートを合わせたりと、魅せ方に感銘を受けるルックが多く登場した。
一方で、ドレスだけを身に纏ったスタイルは、アイテム自体にパワーが感じられる。ネックの形や、パターンの取り方で個性を出すことで、レイヤードしたルックにもひけをとらない、強い存在感を発揮した。
リンクをコピー
