ミラノファッションウィークで発表されたN°21(ヌメロヴェントゥーノ)の2012年春夏コレクション。ブルーやパープル、ベージュ、ホワイト、ブラックなどを用いたシックでエレガントなルックがランウェイに登場した。
ショート丈のボーダーニットから顔のぞかせる、ジュエリーで飾られた襟が印象的なシャツにはタイトスカートをコーディネート。アクセサリーはレザーのキーケースをペンダント替わりにして、シックなブラックのロンググローブを合わせた。また、シンプルな白のシャツにはベージュのノースリーブニットやサテンのスカートを合わせたスタイリングは、さわやかなエレガンスを感じさせる。
ゴーギャンの「タヒチの女」を連想させるプリントや、アーティスティックなモノトーンの柄、ブルーなチェックなども、コレクションに華を添えた。デザイナーであるアレッサンドロ・デラクアの豊かな感性が、モダンな女性像を軽やかに描いてみせた今シーズンだ。