シャーロット オリンピア(Charlotte Olympia)の2017年春夏コレクションは、50年代にハリウッドで活躍した女優「カルメン・ ミランダ」を称賛したワードローブ。“ブラジルの爆弾娘”と称された彼女を思わせるような、ジューシーな魅力が弾け飛ぶ、ハピネスなアイテムが多数登場した。
ニーハイレースアップサンダルの“カーニバル”や、ゴールドレザーで作られた蘭の花が咲き誇る“ボタニカ”プラットフォームサンダルは今季を象徴するスタイル。モンステラの葉は、コレクション全体を通じて採用されており、バッグやウェッジ、ミュールなどにあしらわれている。
終盤、目に飛び込んでくるのは、立体的にフルーツを表現した衣装の数々だろう。バナナモチーフをハイライトに、スイカやブドウ、イチゴなどたくさんの果物がランウェイで美しく輝く。着こなすモデルたちの表情にも笑顔がこぼれ、楽しげなランウェイが演出される。
バナナが横たわるパンプスや、フルーツのアップリケがセッティングされた“フルーツサラダ”シングルソールサンダルなど、シーズンのコンセプトはダイレクトにアイテムへと落とし込まれる。日常をエキゾチックでプレイフルにしてくれるようなアイテムを、宝石箱のように詰め込んだ。