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フェンディ(FENDI)が2017-18年秋冬メンズコレクションを、2017年1月16日(月)、イタリア・ミラノで発表。テーマを「楽しさと色、実用的でリアルな安心感と心地よさ」とし、普段使いが出来るアイテムを楽しげなカラーパレットに載せたアイテムが散りばめられた。
所々に出現するスポーティなピースが、コレクションのプラグマティックな側面を表現。例えば、ジャージ素材のトラックスーツを、コートやジャケットの下に忍ばせていたり、艶やかなジャケットはネオプレンが採用されていたり、大ぶりなグローブをはめていたり、今にも駆け出せそうなスニーカーを履いていたり……。単体では大人しげなアウターも組み合わせた洋服のリズムに乗せらせ、内なる魅力を発揮している。
ポップな色合いにアクティブなテキスタイルをぶつけているにも関わらず、リュクスな空気感が無くならない理由。それは、クロコダイルやミンクファーといったラグジュアリーな素材をふんだんに取り入れているからだ。スポーツ×トラディショナルというジャンルのミックスだけでなく、両極端な異素材をミックスさせたことで、ワードローブの奥行きが一層深まっている。
またフェンディのコレクションを見る上で欠かせないのが、バッグやシューズといったアクセサリーたち。リュックやトートバッグ、クラッチバッグ、ボストンバッグなどバリエーションを豊富に取り揃えている点はもちろんのこと、“LOVE”、“BLISS”、“HOPE”、“TRUST”、などの言葉が、文字通り強いメッセージ性をコレクションにまとわせていた。
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