2012年5月3日(木)にファッション界に多大な影響をもたらすファッション誌「VOGUE(ヴォーグ)」を発行するコンデナスト・パブリケーションズ社が、各国編集長19人の「女性の健康と美」に関する共同声明「ザ・ヘルス・イニシアティブ」を発表した。
コレクションショーや雑誌において華形とされるモデルは、人々の生活に大きな影響を与えている。その華やかな雰囲気から、精神的にも身体的にもまだ未成熟なモデルの体型を、読者は「理想のボディ」として誤解してしまい、不健康なほどに痩せたモデルを目標に無理なダイエットを行ってしまう。そういった事実背景の中、世界19ヶ国のVOGUE5月発売号の紙面上で「美と健康とは不可分のものである」という信念のもと、今後の編集方針を明らかにした。
その内容とは摂食障害を抱えたモデルや16歳未満のモデルを今後起用しないこと、そして誌面において健康的なボディ・イメージを促進したり、ファッションショーのバックステージや撮影の現場などでのモデルの食環境などに関して支援を行っていく。
VOGUE JAPAN7月号(5月28発売)では、健康的なライフスタイルの一環としてよい食習慣を持った女性の美をフィーチャーする。世界的に活躍するモデル冨永愛、出産を経てますます美しく輝くSHIHO、ダンスで鍛えた健康的なボディを持つ山田優、トライアスリートでもある道端ジェシカ、野菜ソムリエやマラソンなどへの挑戦で常に話題を発信する長谷川理恵、そして2007年にミス・ユニバース世界大会で優勝した森理世が登場。日本を代表するビューティ・アイコンの6人の実際の食生活や、食と健康に対する意識、そして美の秘訣を探る。VOGUE JAPANは、さまざまな形で「ザ・ヘルス・イニシアティブ」プロジェクトを展開し、「健康的な食習慣」に対する支援をしていく予定だ。