1991年、カネボウ化粧品がプレミアムブランド「ミラノコレクション(Milano Collection)」をスタート。
「ミラノコレクション(Milano Collection)」は、カネボウ化粧品が展開するプレミアムブランド。1991年、“イタリア・ミラノの優美な世界観を化粧品で表現したら”“毎年新しいデザインが出るシリーズにしたら…”という1人の開発担当者のアイデアのもとに誕生した。
「ミラノコレクション」の特徴は、毎年フェースアップパウダーとボディフレッシュパウダー、フレグランスをその年だけしか手に入らないメモリアルデザインで展開していること。フェースアップパウダーは初夏から予約を受付、12月に販売、ボディパウダーは秋・初冬から予約を受付、6月に発売している。毎年異なるテーマのもと、芸術作品のような美しいデザインパッケージを提案。
「ミラノコレクション」の製品は、“芸術の都”と愛されるイタリア・ミラノからインスピレーションを得てデザイン。格式ある建造物、ドゥオモ大聖堂や美しい彫刻、ステンドグラスなどのエッセンスを落とし込み、芸術品のようなパッケージを製作。アイコンは天使のモチーフ。職人が3か月以上もの時間をかけて、毛先や指先の凹凸にいたるまでこだわり抜き、美しいエンジェルモチーフをデザイン。蓋をあけると、パッケージと同じモチーフが刻まれたフェースアップパウダー、ボディフレッシュパウダーがセットされている。
毎年1つひとつ大切に発表するコレクションとして歴史を重ね、「ミラノコレクション」を収集するコレクターもいるほど。アニバーサリープレートのように、毎年新しいデザインが出るのを楽しみに待つファンも多い。
フェースアップパウダーは、長年カネボウ化粧品が受け継いできた粉体技術を採用。板状のパウダーをシルクベールパウダーでコーティングすることで、きめ細かくなめらかなテクスチャーを実現。肌への密着力を高めてくれるコーティングパウダーも取り入れているため、化粧もちのよさも叶えてくれる。
1991年、「ミラノコレクション」スタートと同時に、ブランドの看板製品「フェースアップパウダー」が誕生。デビュー時は「水の女神」をテーマに設定。これまで「旋律の女神」「美の女神」「光の女神」「輝きの女神」と2009年までは、テーマに“女神”を入れたシリーズを展開。2010年からは“天使”をキーワードに取り入れ「祝福の天使」「絆の天使」「気品の天使」などを提案している。30周年を迎えた2020年からは、新たに「守る幸せ」をテーマに設定。
また、30周年を機に香りを一新。2種類のローズの天然精油をブレンドして製作している。最も芳香が麗しい時期に咲いた花だけを厳選した希少なバラ天然精油「ローズ・ダマセナ」とブルガリア産白バラ精油「ローズ・アルバ」を使用している。
2013年からは「ボディフレッシュパウダー」を発売。「フェースアップパウダー」に合わせて、“天使”をキーワードに取り込み、これまでに「信頼の天使」「芽生えの天使」「思いやりの天使」などのテーマを提案している。
2008年からスタートさせたオードパルファムは、芸術品のようなガラス瓶が特徴的。淡いピンクやクリアなゴールドカラーのフレグランスをガラス瓶に詰めて提案している。「フェースアップパウダー」同様に天使や女神をキーワードに設定。