1994年1月、コーセーがメイクアップブランド「ヴィセ(Visée)」をスタート。
「ヴィセ(Visée)」は、コーセーが展開する日本のメイクアップブランド。「リッチ グラム(RICH GLAM)」をコンセプトに掲げ、1994年1月スタートした。子供っぽくもなく、でもコンサバでもない。次のステージを目指す、10~20代のトレンドに敏感な女性に向けて、新しいメイクアップを提案している。
「メイクしながら美しくを」をキーワードに、コスメ製品には、コラーゲン、ヒアルロン酸、スクワランなど、美容液成分を配合。また、自然な立体感を生み出す「ピュアゴールド」も配合。
価格帯は、アイカラー、マスカラ、リップ類などどれも1,000円代が基本価格でお手頃。化粧品専門店やドラッグストアを中心に販売するセルフメイクアップブランド、“プチプラコスメ”として人気を集めている。アイカラー、アイブロウ、リップなどのポイントメイクと、ファンデーション、コンシーラー、パウダーなどのベースメイクの2軸で商品を展開。
2013年9月、トレンドを先取りしながらも「上質感・本物感」を取り入れたブランドとしてパワーアップリニューアル。大人なレディグラマラスな表情作りを目指している。
人気アイテムは、真珠のようなうるんだツヤをもたらす4色セットアイカラー「グロッシーリッチ アイズ」や、透明度が高いクリア層×カラー層の2層構造になった「クリスタルデュオ リップスティック」など。特に、「クリスタルデュオ リップスティック」は、ひと塗りで血色感のあるグラデーションリップが作れると、グラデーションリップが人気の韓国風メイクの影響で話題を集めた。
イメージキャラクターには、時代に合わせたファッションリーダーをイメージし女優やモデルを起用。これまで、安室奈美恵、浜崎あゆみ、倖田來未、ローラなどが起用されている。
2016年8月、20 代のメイクマニアに向けて発信するラインとして「ヴィセ アヴァン(Visee AVANT)」が誕生。「もっと独自のメイクを楽しみたい」「自分でカスタマイズしてメイクをしたい」といった希望を持つ、メイク感度の高い女性をターゲットとしている。展開は、全国の量販店・ドラッグストアが中心。パッケージは、黒を基調としエッジを効かせたシンプルなデザイン。デビュー時は、豊富なカラーバリエーション・質感の違いを試せる単品アイテムを取り揃え、4品目47品種の多彩なラインナップ。メインアイテムは、単色アイカラー「シングルアイカラー」で20色にも及ぶ幅広いカラーを用意。また、同時発売となった「ネイルコレクション」からもシアー・マット・ラメ・ツヤの4つのテクスチャーが登場した。
2018年9月、安室奈美恵に引退に合わせて、約20年ぶりに「ヴィセ」の広告モデルとして起用。新製品「カラーインパクト リキッドライナー」のミューズを務めた。また、安室奈美恵がカラーセレクトを行った「アイカラーパレットNA」は、製品発表時から話題となり、発売と同時に完売となるなど注目を集めた。