ブティック モスキーノ(BOUTIQUE MOSCHINO)が発表した、2018-19年秋冬コレクション。今季は、スコットランドの文化やエッセンスを手掛かりに最新ルックを披露する。象徴的に取り入れたのは、スコットランドを代表するタータンチェックパターンだ。
赤や白などを交差させて生み出した温かみのある格子模様は、キルティングナイロンを配したピーコートや、フリル付きのロングスカート、チェーンデコレーションが光るミニスカートなど、様々な場所で使用されている。また、グリーン&イエローでまとめた知的なチェック模様もあらゆるピースに落とし込まれ、スコットランドカルチャーを体現する存在として力を発揮。
チェック模様と肩を並べて登場したスコットランドテリアのモチーフ。スコットランド原産のテリア犬は、大小様々なサイズになってニットスカートやドレスを彩ったほか、パジャマ風のセットアップにプリントされたり、紺ブレザーの胸元パッチになったりして、スコットランドへの愛を深めていく。
ポップなモチーフが多いながらも、シルエットは官能性に重きを置いた。伸縮性のあるジャカードやストレッチ素材、ニット地などが度々起用され、ボディラインを主張する。また、マキシドレスに大胆に入ったスリット、インナートップの胸元にあしらわれたフリルなど、女性を魅惑的に映し出すディテールも散りばめられている。