アニエスベー(agnès b.)は、メンズ・ウィメンズの合同ショーで2019-20年秋冬コレクションをフランス・パリで2019年3月4日(月)に発表した。
メンズ・ウィメンズの合同ショーでは、性差を越えたファッションの楽しみ方を提案する。特徴的なのは、男性モデルと女性モデルが同じデザインのアイテムを着用していること。40周年を迎えるブランドのアイコン「カーディガンプレッション」は、男女どちらも様々なアイデアで着こなしている。
カーディガンの中にインナーを忍ばせ、首元でカラーコントラストを効かせたルック。パープルのカーディガンに、ブルーのコート、ネイビーのトラウザーを合わせて、クールなスタイルを披露。同じアイテムでコーディネートしても、男性が着るとシックに、女性が着るとポップに見えるのがユニークだ。
ストリートのエッセンスを取り入れて、シャツ&カーディガンプレッションの上にフーディコートを重ねたスタイル。さらにキャップを取り入れて、プレイフルに着崩した。ロング丈にしたカーディガンプレッションは、ボーダートップス&ミニスカートを組み合わせて、フレンチシックにスタイリング。フーディ付きの進化版カーディガンプレッションも登場している。
アフリカ出身の写真家マリック・シディベからインスピレーションを得て、彼の作品を模した男女のルックは合同ショーならではの演出。女性はノースリーブドレスを、男性はホワイトのセットアップに白シャツを組み合わせ。マリック・シディベの作品のように、ランウェイでは2人のモデルがカップルのように楽しく踊る姿も見られた。
アニエスベーのプリントシリーズには、アニエスべー本人が撮影した冬の美しいシーンを起用。青空に向かって枝を伸ばす木々や夕陽の落ちる水面、寒風に吹かれながらも、目に入るとほっと安心できる美しい風景が切り取られ、ドレスやスカートなどで花を咲かせている。