2012年9月16日、ロンドンファッションウィークでマーガレット ハウエル(MARGARET HOWELL)が2013年春夏コレクションを発表した。今季の主役はファーストルックでも登場したシャツワンピース。少しオーバーサイズでスクエアシルエット。シンプルなフロントに対して、背中にギャザーを寄せてやさしいバックスタイルをつくりだした。そのサイズ感から袖のボリューム、端正な襟のラインにまで、マーガレット ハウエルの美学が追求されている。
スクエアシルエットのトップスにシンプルな白のスカート、襟を立てて着こなすライトコート、マニッシュなセットアップ、リラックス感たっぷりのニットのショートパンツ、そして、夏のスタイルならではのネイビーのマリンパンツ。
自然体で、さらっと着こなすだけでにエレガントに決まるハウエルのスタイル。その理由はこだわりぬいた上質な素材と、着る人のことを考えて計算されたカッティングにある。決して主張しすぎることのない、しかし確固とした服作りへの信念が、この完璧なベーシックスタイルを生み出しているのだ。
そしてそれは、自立した女性だからこそ着こなせるスタイルでもある。飾らないからこそ美しい、ということにそっと気づかせてくれたクリ―ンなコレクション。