プリングル オブ スコットランド(PRINGLE OF SCOTLAND)の2013年春夏コレクション。1815年の創業以来受け継がれてきたブランドの伝統と歴史の中から、今季は1950年代にフォーカス。当時流行したセーターガールのようなエレガントなニットスタイルに、ウェストがくびれたシックなシルエットを組み合わせ、現代的なスタイリングで提案している。
カラーパレットはミント、レモンなどのパステルカラーに始まり、ポーセレンピンクのような伝統的なスコットランドのカシミアのトーン、そしてメタリックカラーや明るいジェイドグリーンやラズベリー、コバルトブルーが華やかな雰囲気を醸し出す。クリーンでモダンなテーラーリングに、ブランドのアーカイヴに見られるような繊細なビーズの装飾がデザインのポイント。それらは単なるクラシックではなく、ビニール素材とジオメトリックな連続モチーフによって、コンテポンラリーに仕上げられている。
また、ブランドのアイコンであるアーガイル柄も、崩したり配置を変えたりすることで新鮮にアレンジされ、もうひとつのアイコンであるツインセットも現代の技術によって進化。メイド・イン・スコットランドのコットンカシミアのニットTシャツやドレスは、軽量でイージーな着心地を実現しつつ、ラグジュアリーな印象で着こなせる。
英国的スタイルの本質をに迫りながら、軽やかに進化を遂げたプリングル オブ スコットランド。その歴史は、現代女性と共に新しい未来をつくってゆく。