エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)の2013-14年秋冬コレクションがミラノファッションウィークで発表された。クリエイティブ・ディレクターのピーター・デュンダスがキーワードに掲げたのは、「自由に解き放たれた魅力」。ミニスカートが中心のショートボトムスに、スーパーロングのニーハイブーツを合わせて、プレイフルでロックなプッチガールを描き出した。
ピンクやパープル、スカイブルーなどのパステルカラーをブラックで引き締め、スカートやブラウスに用いられたプリントを大人可愛く。また、1960年代のコレクションで登場したオットー(イタリア語で8を意味)プリントも復刻された。そこにグラフィカルな模様編みから肌が透けるアンゴラニットや、アニマル柄のアイテムをコーディネートし、セクシーなスパイスをプラスしている。
シルエットは、フィット感のあるタイトな仕上がり。フリルが首元やスカートの裾にあしらわれているものの、ボリュームを抑えて甘さ控えめな印象だ。フェザーやミンク、繊細な輝きを放つクリスタルストーンなどのゴージャスな素材使いも、華やかなムードを後押ししていた。