メゾン マルジェラ(Maison Margiela)は、2020年11月20日(金)、大阪の心斎橋パルコ(PARCO)に日本初となる新ストアコンセプトの旗艦店をオープンする。
メゾン マルジェラの新ストアコンセプトは、オランダの建築家であるアンヌ・ホルトロップ率いるStudio Anne Holtropが手掛けたもので、クリエイティブ・ディレクターのジョン・ガリアーノによって確立され、進化し続けるメゾンの哲学をインテリアデザインに落とし込んだ。
同コンセプトを掲げ、2020年6月には、世界初となる旗艦店をロンドンにオープン。日本では伊勢丹新宿店本館、名古屋栄三越 、阪急メンズ東京でショップ・イン・ショップのインテリアとして展開されてきた。
心斎橋パルコの店舗は、そのストアコンセプトを採用した日本初の旗艦店。130㎡の店内には、メゾン マルジェラのCo-Ed(男女共通のコレクション)を中心に、ウィメンズとメンズのプレタポルテ、アクセサリー、シューズ、スモールレザーグッズ、ジュエリー、アイウェア、フレグランスのすべてのラインを取り揃える。
オープンに際して限定アイテムを用意。2020年秋冬「デフィレ」コレクションで登場した「レチクラ(Recicla)」シリーズよりウィッカーバッグが登場する。
「レチクラ」シリーズは、メゾンのアイデンティティのひとつである“レプリカ(Replica)”のコンセプトを踏襲するカプセルコレクションで、ヴィンテージアイテムを再生・復元するもの。今回のウィッカーバッグは、30~70年代のヴィンテージのかごをメゾンのアトリエで修復し、ライニングを張り替えてアップサイクルした。
メゾンのアイコニックなアイテムも、過剰在庫として残った上質な皮革をリサイクルして限定的な「レチクラ」ピースとして展開され、「レチクラ」の「5CA」バッグと「タビ」ブーツが、リミテッド・エディションとして店頭に並ぶ。
新ストアコンセプトを掲げた店内は、メゾンの哲学を強く感じられる空間だ。石膏そのものをむき出しにした壁の構造には、メゾンのコードのひとつである“アノニミティ・オブ・ライニング”を反映している。この石膏の壁は、ファザードにも採用されており、2018年秋冬「アーティザナル」ショーのセットで初めて使用されたものだ。
また、インテリアの切りっぱなしのような断片や歪みには、ジョン・ガリアーノが定義する新たなグラマーの提示“アンコンシャス・グラマー”を、ディプレイテーブルやシートには、ハウステクニックのひとつである“デコルティケ”のカット技術を反映している。
【詳細】
メゾン マルジェラ 心斎橋PARCO
グランドオープン日:2020年11月20日(金)
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3 心斎橋PARCO1階
TEL:06-6210-3895