メンズにおいては初めてエディ・スリマンが手がけるコレクションシーズンとあって、多くの期待と注目を集めているサンローラン(Saint Laurant)。
ついに、日本でも彼の手がけるメンズのファースト・コレクションがローンチ!お待ちかねの2013-14年秋冬メンズコレクションは、うめだ阪急MEN'Sや神戸大丸など、関西では2013年7月19日(金)、東京・表参道店をはじめとする関東エリアの店舗では7月20日(土)より展開がスタートする。
L.A.を拠点にクリエイションを行っているエディ・スリマンの打ち出す2013-14年秋冬メンズは、カリフォルニアン・グランジ・ワールド全開だ。
メンズのショーのモデルは全てエディによってキャスティングされた、他のメゾンでは見ない顔ぶればかり。BOS ANGELES、COASTAL CITIES、EGYPTIAN HIP HOP、HALLS 、SOBO、SWIM DEEP、THE GARDENといったミュージシャンを中心に、アメリカ、イギリス、フランスから才能があってルックスもキュートな若者たちが起用された。
展開アイテムの中心は、エディ・スリマンらしいスモーキングジャケットやレザージャケット、そしてクラッシュドデニム。予想を裏切らずやはりボトムはスーパースキニーだが、キャメルのダッフルコートのルックが象徴するように、トップスはタイトフィットというより少しルーズなシルエットを多く見受けれるのが、今季の特徴のひとつと言える。長めに取られた着丈と袖丈のシャツ、クラッシュされ、チェーンで装飾されたデニムパンツ。そして足元は細身のジョッパーブーツでキメて、スーパーロングのストールをたなびかせて。ダルメシアン調のラビットファーコートや、ショーではジップを開けて着こなしていたバイカーパンツなどモノトーンのアイテムもキーとなった。
モノトーンと言えば、全てがビーズ刺しゅうの重厚感のあるブランク&ホワイトのマントは、スミ・インク・クラブ(SUMI INK CLUB)というロスを拠点に活動する男女のアーティストデュオとコラボレーションした作品で、刺しゅうされたグラフィックは彼らのドローイング作品だ。マントは日本では展開がないが、レザージャケットは829,500円で販売予定。
同じくユースカルチャーにフューチャーしたプロジェクトとしては、L.A.パンクシーンとも関わりの深いブライアン・ロッティンガー(BRIAN ROETTINGER)のグラフィックをプリントしたTシャツも登場。因みにメンズ2013年秋冬のショーのインビテーションのアートワークを手がけたのも彼ら。コラボレーションTシャツは日本のブティックでも、先行発売として価格39,900円で既に発売中だ。
またこの夏、限定発売されるのは、なんとローラースケート。ブラック×ホワイト、ブラック×レッドの2色展開で世界各100個限定で発売される。日本では各色10足ずつ直営店限定で販売されるのでお楽しみに!
■SUMI INK CLUBについて
ロスを拠点に活動している、アーティスト男女デュオ。サラ・ララとルーク・フィッシュベックで2005年に結成。その名の通りの、独特な墨ドローウィングで注目を集めている。2005年にロサンゼルスのアーティスト、サラ・ララとルーク・フィッシュベックが設立したコラボレーティブドローイングプロジェクト。同クラブは、いつでも誰でも主催できる一般公開の会合で共同で作品を製作する。スミ・インク・クラブはすべてのセッションで、日常生活に浸透する社会的相互作用を開拓し、強化する手段としてグループドローイングを行っている。階級という概念とは無縁で、年齢を問わず、誰もが参加でき、表現を選ばないことを特徴としている。13 FW メンズコレクションでは彼らのデザインしたドローウィングが施されたライダースレザージャケットやマントが発表された。
■BRIAN ROETTINGERについて
L.A.出身のグラフィック・アーティスト。彼のシルクスクリーンプリントのグラフィックはとてもユニークで、多くはアルバムジャケットとして発表されている。ロサンゼルスのグラフィックデザイナー兼アーティスト。活動はデザイン、出版、執筆、監修と広範囲に及び、レコード専門レーベル「ハンド・ヘルド・ハート」も主催する。作品の大半は、アーティストやミュージシャンとの密接な協力によって製作されるアルバム装丁や出版物である。初期のLAパンクシーンに触発され、このジャンルに対する関心や知識は、従来の冊子のグリッドと歌詞を解体し、最先端文化にとって社会的対話の意義をもつ新しい作品を作る姿勢にもあらわれている。「NO AGE」 のジャケットではジャケットデザイン賞も獲得している。2013秋冬メンズコレクションのインビテーションワークを担当。コラボレーションTシャツも展開する。