ビューティフル ピープル(beautiful people)が2010-2011年秋冬コレクションを発表した。今回のコレクションテーマとなったのは村上春樹の長編小説「ノルウェイの森」。
「もし上品なキャメル(素材)のコートがあったらどんなコートだろう?」という着想から考え抜いて制作。フタコブラクダの毛、ベビーキャメルを使用したキャメル100%のニットセーターなど素材にはとことん拘った。セーターにはビューティフルピープルらしいユーモアを交えた解釈で、キャメルの文字とロゴを施したところも見逃せない点。
キャメルの他、スーツに使用したシルクウールなど上質な素材を着崩したスタイリングはビューティフルピープルらしく、今回も健在。レディースラインの他、大人と子供で共有できる「キッズシリーズ」、男女が共有できる「ボーイズライン」も揃って登場。フィナーレの女の子のモデルが着用したボーイズサイズのトレンチコートの着こなしは、とても可愛らしく、ショーの会場に訪れた人々を温かい気持ちにさせた。
なお、今回のコレクションの招待状には「3Dメガネ」が入っており、ショーの途中で3Dモードに突入!モデルとともに観客も3Dメガネを着用すると、ウェアに施された刺繍、プリントが浮かび上がるというシカケ。ミッドナイトブルーが印象的なTシャツに刺繍されたエリザベス2世の肖像が浮かびあがったり、水玉のドレスには「I love you」のメッセージが表示された。