デイミアン・チャゼルは、1985年、アメリカ、ロードアイランド州生まれ。ハーバード大学の学生だった頃に、監督と脚本を手掛けた初めての映画『Guy and Madeline on a Park Bench』(09)で、ゴッサム賞にノミネートされる。また、映画、ゲーム、音楽などの評価とレビューを集積するウェブサイト「メタクリティック」の“2010年に最高のレビューを獲得した20本の映画”の一つに選ばれ、ニューヨーク・タイムズ紙、ヴィレッジ・ヴォイス誌、シカゴ・トリビューン紙、ボストン・グローブ紙、タイム・アウト・ニューヨーク誌、フィルム・コメント誌、ボストン・フェニックス紙のベストリストに登場。 その後、『セッション』の脚本を執筆、製作前の脚本が、ハリウッドのスタジオ重役らの人気投票でランキングする「ブラックリスト」にランクインし、注目される。続いて、この脚本の一部に基づく短編映画『Whiplash』(13)を監督し、サンダンス映画祭のアメリカ短編映画審査員賞を受賞、『セッション』製作の道を開く。さらに本作で数々の賞に輝き、久々の全く新しい大型の才能として世界中から熱い視線を浴びている。セッションの次に手掛けたのは、エマ・ワトソン、ライアン・ゴズリング出演のミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』で、デイミアン・チャゼルは見事アカデミー監督賞を受賞した。