日本最大の禅寺として名を馳せる正法山妙心寺。その場所は、かつて公卿の邸があり、四季折々に美しい花が咲き乱れる花畑があったことから「花園」と呼ばれた。その地を気に入った第95代天皇の花園法皇が、離宮を改めて禅寺としたのが妙心寺のはじまりとされる。現在の妙心寺は、塔頭46ヶ寺、末寺は日本をはじめ世界各国にわたり3,400ヶ寺余り、在籍僧数は約7,000人に及ぶ。
妙心寺の広大な敷地にある桂春院は、安土桃山時代末期に創建され、中には千利休の子である宗旦(そうたん)の門弟の四天王のひとり藤村庸軒好みの「既白庵(きはくあん)」という非公開の茶室がある。一方で、公開されている方丈からは杉苔が美しい「真如の庭」を眺めることができ、お菓子やお抹茶も楽しめる。
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